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  二次創作の文を置いてます。 駄文ばかりに付き読後の苦情はご勘弁を。 コメントのパスワードは「君に届け」です。
                       
   
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初めてのキリ番リクエスト!

14000番を踏んでくださった
おばちゃん様のリクエスト、
「えーじお兄ちゃんとくるみちゃんが絡んだお話をお願いします。」
とのことでしたので、
「CRAZY FOR YOU」を読んで書かせていただきました。

「CRAZY FOR YOU」読んだら、
雄平のほうが気に入っちゃいまして、彼も出してみた。
あ、でも、「CRAZY FOR YOU」未読でも問題なく読めると思います。
いや、もう、ほとんど関係ないし。
めちゃめちゃ捏造なんで・・・

あ、しかも、今日くるみちゃん誕生日!?
おお、偶然!!おめでとーー!!

なんか中途半端な気もするけど、これ続けたら超長くなりそうだし、
とりあえずこれで終わりなんです。



そんなのでも良かったら、どぞ!!



拍手[5回]

   

   


大学には現役合格、優秀な成績で卒業。
そこまでは良かったんだけど・・・
教師の口にはありつけなかった。

一般企業で何社か内定をもらっていたから
とりあえず働きながら教師を目指すことにした。

大学時代も入社してからも
高校時代ほどキャラを作ってなかったけど
それなりにモテたし、遊んでも居た。
でも、結局特定の相手とつきあうなんてこともなく
気がつけば24になっていた。

高校時代、あんなに一生懸命だった恋愛にも
今はほんとに興味がなくて・・・
別に彼氏なんて欲しくはないけど
『24で彼氏いないの?』なんて言われるのもなんか癪で。
『可愛いのにね~。』なんて言われたらさらにムカつく。
可愛いけどなんか凄く悪いとこがあって彼氏ができないみたいな。

この会社に不満はない。
仕事もそれなりにやりがいもあるし興味もある。
でもさっきみたいなことを言ってくる人が
ちょくちょく居るのがうっとおしい。
ほおっておいてくれたらいいのに・・・

なんて思ってる所に知らない男が声をかけてきた。

「あ!あんたくるみちゃんでしょ!?」

「は?」

「俺、川中雄平。ワンフロア上の3課。」

「なに?ナンパなの?社食で?」

そう、今私は社食でお弁当を食べてるところ・・・
たまたま向かいに座ってた川中が話しかけてきた。

「俺、ナンパはしない。最愛の彼女居るし!
 ただ、すっげー可愛いって評判のくるみちゃんは
 一回見てみたかったんだよなー。折角同じ会社だしさ。」

「あっそ。珍獣みたいな感じで・・・」

「ぷっ!くるみちゃんっておもしろっ!!なあ、赤星!!」
そう言って川中は隣りにいた同僚っぽい人の背中をバンバン叩いた。

「あー、私も赤星って名前聞いたことあるわ。
 うちの課の女子の間でイケメンだって噂になってた。」

「やっぱこーゆー男がいいんだ、くるみちゃんも。」

「いや、私は別に。男はいらない。」

「なに?傷心?話聞こうか?」

「ただ単に今は恋愛とかに興味ないだけ。」

「すきな奴、居ないの?」

「高校の頃、居たんだけどフラレちゃって、
 それからもう、男はいいかなーって。」
うっかりそんなこと話しちゃったら
なぜだかまた川中が赤星の背中をバンバン叩いた。

「なんで赤星の背中叩くの?」

「なんかさ、似た者同士だよな、赤星とくるみちゃん。
 赤星もだけどさ、くるみちゃんもなんで恋人居ないのか訊かれるでしょ?」

「「俺は(私は)彼女(彼氏)なんで居ないのか
 訊かれんのが鬱陶しいんだ。(のよ。)」」

「ぷっ!ホント似た者同士!!
 もう付き合っちゃえよ!美男美女でお似合いだしさ!」

「川中は結構面白いけど、赤星みたいなイケメン面した人は苦手なの。」

「なんだよ、イケメン面って・・・」って赤星がふてくされた。


そんな感じで昼休みにちょっと言葉をかわしただけだったんだけど、
それから一週間くらいして、会社近くの喫茶店で赤星とばったり会った時、
赤星が私に話かけてきた。

「お前さ、なんで彼氏居ないか訊かれんのが嫌だって言ってたよな?」

「え?うん。あんたもなんでしょ?」

「だからさ、お前を彼女にしたらいいんじゃないかと思ったんだけど。」

「何それ・・・ばったり会って言うことなのそれ?」

「別に今思いついたわけじゃない。
 この一週間考えてた。
 お前を好きになれそうだって思ったし、
 お前がやっぱり男はいらないってんなら
 彼氏居ないのか訊かれた時に俺の名前使うだけでもいい。
 そうしたらそれ以上詮索されないだろ?」

「あ、もしかしてあんたが、今しつこく言い寄られてるとか?」

「まあ、それもある。迷惑はかけないようにする。
 お前とは気が合うと思うのもホントだ。
 お互いまだよく知らないけど、
 いずれ恋人って呼べるようになれたらいいと思う。」

「あんたって意外と寡黙じゃないのね。」

「雄平の横に居たら寡黙にならざるをえない。」

「んー、なるほどね。いいわよ、彼女ってことで。」

「じゃ、また呑みにとか誘う。」

と、赤外線通信した。



この時はまだ、まさか赤星が爽子ちゃんのいとこだとか知るわけもなくて・・・

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