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  二次創作の文を置いてます。 駄文ばかりに付き読後の苦情はご勘弁を。 コメントのパスワードは「君に届け」です。
                       
   
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やのちんにメイクしてもらったよ!な回です。
本筋には殆ど関係ないです。
楽しいから書いただけー!
それだけー!!



拍手[6回]

   

   



21 自然なのにちょっと綺麗で凄く色っぽい、そんな爽子に矢野がした。 


講義が終わって、早く爽子に会いたくて家路を急いでいると
その爽子からメールが届いた。

『三浦さんのおうちに来ています。』

「えええっ!?なんで三浦の家に!?」と思わず声を上げて・・・
あー、そーだよ・・・三浦の家って矢野さんの家じゃないか・・・
もしかするとアレか、メイクをするって言ってた・・・
ということは、爽子が綺麗になってる・・・?!
三浦も居るのかな?
嫌だな、綺麗になった爽子を三浦に見られるの・・・

『じゃあ帰ったら俺も隣に行くと矢野さんに伝えといて。』と返信。



自分の部屋には寄らずに隣の三浦の部屋のインターホンを押す。
誰かとも訊かずにいきなりドアが開いて矢野さんが顔を出す。

「いらっしゃい、風早!早かったわね。
 爽子ちゃん・・・できてるわよ~・・・
 すっごく綺麗!!覚悟して会ってね。」

「う・・・あ、あのさ・・・三浦は?」

「え?ケント?居ないけど?」

「留守なの?三浦の留守に俺、上がり込んじゃ駄目なんじゃない?」

「大丈夫なんじゃない?とりあえず、風早は大丈夫でしょ。」

どういう意味なんだろうと思ってたら、奥から爽子の声がした。

「あやねちゃん、翔太くんだった?」とこっちへ来るみたい。

「あ、爽子!出てきちゃ駄目!風早にはもっと勿体つけて見せるんだから!」

「え?なに?」

「もうね、自信作なのよ!爽子ちゃん!
 だからこんなとこでグダグダ言ってないで、とっとと入んなさいよ!」

そう言って引きずり込まれて、俺も爽子見たさに上がり込んでしまった。
矢野さんは後ろに爽子を隠して、まだ俺に見せてくれない。
期待半分、怖さ半分だ。
化粧なんかされちゃって、爽子がケバくされちゃってたりしたらどうしよう。
俺が微妙な顔なんかしたら、爽子が傷ついちゃうかもしれない。
どう見ても矢野さんの化粧が爽子に合うとは思えない。
覚悟して爽子に会おう。うん・・・

あ、ここは角部屋だから、俺の部屋よりずいぶん広いんだな。
そりゃそうか、最初から二人で住むつもりなら俺だって今の部屋は借りない。

「ちょっと、風早!他人の部屋、ジロジロ見ないでよ。」

「あ、ごめん!やっぱ二人ならこのくらいの広さ必要だなーって、
 爽子が合格したら考えなきゃかな―って・・・」

「爽子、なんか資格でも取るの?」

「え?あ!ごめん!!ちょっと今のナシ!!忘れて!!」

やばっ!!思わず変な事口走ってしまった!!

「し、翔太くん!!私は今のお部屋で十分だよ!!
 いつも近くに居れて幸せだもの!」

そう言って矢野さんの影から出てきた爽子を見てびっくりした。
化粧って凄いんだな・・・全然自然な感じなのに
いつもよりなんだかちょっと綺麗でなんだか凄く色っぽい・・・

「・・・綺麗だ・・・」と言ってしまって、焦る。

「うわ!ゴメン!そうじゃなくて!!いや、そうなんだけど・・・」

「爽子、良かったね!風早が綺麗だって。」

そう言って爽子に笑いかける矢野さんを見て、
この人も爽子を気に入って好きになってくれてるなと分かる。
爽子も矢野さんと居ると嬉しそうだし、せっかく隣になったんだし
どうしても狭いなと思うまでは・・・今の部屋でいっか・・・

ぼーっと爽子に見とれてたら、インターホンが鳴って、
「あ、きっとケントだ。」と矢野さんが玄関に向かう。
ドアを開けてもらって、「ただいまー。」と言いながら
ニコニコと部屋に入ってきた三浦が俺と目が合って固まった。

「あ!三浦、ごめん!!三浦の留守に上がり込んで、嫌だよな、こんなの!!」

焦って謝る俺から矢野さんに視線を移して、
「あやねちゃん、俺の留守に男を部屋に上げるなんて絶対ダメだからね!
 まあ、風早はいいけど。」と言う。

「え?なんで二人共、俺はいいって言うの?」

「「え?だって、風早って一目見て爽子ちゃん一筋でべた惚れって分かるし。」」
二人にハモって答えられてしまった。

いや・・・そうだけど・・・合ってるけど・・・そんなにバレバレですか?!

俺の隣で一緒に赤くなって、
「わ~、みんなからなんかご褒美ありがとうございます~。」って言ってる
いつもよりちょっと綺麗な爽子を三浦の視線から
自分の体でさり気なくガードしたのは当然の反応だったと俺は思ってる。
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