突然ですが今回で完結です。
なんか終われそうになったので終わっておきました。
20回でキリもいいのでよかったよかった。
たまたま続いて続き物を終わらせましたが
どんどん畳んでいって二次創作終わらせようとか
そんなつもりはサラサラありませんので
今後ともどうぞよろしくです。
それでは「爽子じゃなきゃダメみたい」終わります!
よろしかったらおひとつ。
なんか終われそうになったので終わっておきました。
20回でキリもいいのでよかったよかった。
たまたま続いて続き物を終わらせましたが
どんどん畳んでいって二次創作終わらせようとか
そんなつもりはサラサラありませんので
今後ともどうぞよろしくです。
それでは「爽子じゃなきゃダメみたい」終わります!
よろしかったらおひとつ。
20 ムードも何もないじゃん
「あ、爽子ちゃんおかえり。」と
黒沼に気がついて佐倉がにっこり笑って言った。
「話はちゃんとついたのかなあ?」
「あ、うん。大丈夫だよ、師匠だって私にあんなこと
そんな真剣に思って言ったわけじゃないから。」
と黒沼が言うのを聞いて、今は三浦のことだけど
これが仮に俺だったとしても黒沼は同じようなことを言いそうで
思わず反論してしまう。
「黒沼、それは違うと思うよ。
三浦はあんなやつだけど
真剣じゃないなんてことはないんじゃないかな?」
「あ、あの、わかってるよ!
別に冗談や罰ゲームで言ったわけではないのは。
でも師匠は『私に他に好きな人が居そうだと思ってた。』とか
『俺でもいいならめっけもんだ。』とか言ってたし。」
「え!?黒沼好きな人が他にいるの?
そっか、前に好きな人って言ってたの三浦のことかと思ってた。
そっか、ほかなのかー。」と俺が思わず言ったら、
「師匠のことは・・・いい人だし尊敬してる。
ちゃんと真剣に言ってくれたのも分かってるし
もちろん師匠のことは好きだけど・・・
そういう意味で好きなのとは違って・・・。」
と、しどろもどろに言いながら徐々に顔色を紅潮させた。
なんでここで、俺との会話で赤くなったりするんだろう。
まるで俺の事意識してくれてるみたいに思えてしまう。
「私が口を挟むことじゃないとは思うけど・・・。」と
佐倉が口を開いた。
「風早くん、『ほかなのかー。』って
爽子ちゃんが誰を好きだかまだ分かんないの?」
って何、そんなわかりやすいの?
「わ、わわっ、千代ちゃん!!
千代ちゃんの口からそんなこと!」
と黒沼が慌ててるけどなんでだろう?
「三浦と俺じゃないってことしか分かんないんだけど。」
と言ったら、佐倉がなんとも言えない変な顔をして
「なんでそう思うのよー!」と言った。
「なんでって・・・違うの?」と佐倉に訊いてみたら
なんか『しまったー!!』みたいな顔をしてて
慌てた顔した黒沼が佐倉の前に立って
「や、あの、なんで私が誰を好きかなんて・・・
そんなことどうでもいいでしょう?」って言った。
「どうでもいいわけないよ!」ってうっかり声を荒げてしまった。
「じゃあ、風早くんは誰を好きだっていうの?!」
って黒沼も俺の口調に乗せられて言う。
「俺は黒沼が好きだよ!わかんない?」
うっかり流れに乗って思ったままを口にしてた。
黒沼はポカンと口を開けたまま固まってる。
「え~、やだ、この流れで告白って風早くん・・・
なんかムードも何もないじゃん、いいのこれ?」と佐倉が一言。
佐倉の言葉を聞いた黒沼が
「え?え?え?え?」と俺と佐倉の顔を交互に見ながら次第に顔を赤らめていく。
「ご、ごめん!黒沼!!
もっとちゃんといい感じで言いたかったのに
こんな口喧嘩のついでみたいに言っちゃって・・・。
でも、本当の素直な気持ちなんだ。」
ここまで言って気がついた。ここが昼休みの教室だったってことに。
更にドアのところにはなぜだか野崎が立っていて
思いっきりメモを取っていた。
そんなわけで俺がうっかりやっちゃった告白は
きっちり「恋しよっ♡」のネタにされてしまったわけだけど
もちろんちゃんと二人だけになれるとこで告白し直して
黒沼も一度聞いてるから落ち着いて聞いてくれて
ちゃんと返事もしてくれた。
もちろん良い返事だ!
だけど詳しいことは
当然二人だけの秘密だ。
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