珍しく一気に投稿です。5話で完結です。
二人共同じ大学に通う大学生で
爽子ちゃんがシンガーソングライターと言う謎設定です。
1 黒沼爽子は憧憬する。
2 風早翔太は失言する。
3 風早翔太は特攻する。
4 黒沼爽子は白状する。
5 風早翔太は脱力する。
二人共同じ大学に通う大学生で
爽子ちゃんがシンガーソングライターと言う謎設定です。
1 黒沼爽子は憧憬する。
2 風早翔太は失言する。
3 風早翔太は特攻する。
4 黒沼爽子は白状する。
5 風早翔太は脱力する。
5 風早翔太は脱力する。
なんかもう、土下座する勢いで謝りまくる黒沼さんに、
「なんで謝るの?そうなら幸せだなって言ってるのに・・・」って言ったら、
「そんなもったいないこと言わないで~!」
と言われて、何を言えばいいのかわからなくなってくる。困ったな。
でも、つまりは、
黒沼さんが俺のこといろいろと知りたいって思ってくれたとか、
俺のことを想ってラブソングをかいてくれてたとか、
それって、俺のことを好きで居てくれてたってことだよな?
俺の方は今になって思えば、黒沼さんが初めてファミレスに来て、
ミルクティーに「ありがとう。」って、笑顔で言ってくれた時から好きだったと思う。
いままで、こんなに気になった女の子は居なかったし、
俺のこと好きだと想ってくれてるって思ったら素直に嬉しいと思うんだから。
両思いってことだよな。
じゃあ、将来的には、付き合うとか、彼氏彼女になるとか、
ゆくゆくは恋人同士になれたりするのかもしれない。
やっぱりそれにはまず、告白してお付き合いしましょうということに・・・
でも、ちゃんと話したの今日が初めてで、その日のうちに告白とか
なんかそれって、軽々しい気がするし、手が早いとか思われるのも嫌だし・・・
やっぱりちゃんと考えて、きちんとしたいし。
とりあえず今日のところは夜も更けてきたしいつまでも
女の子の部屋に居座ってるのは良くないよな。
そう思って、
「黒沼さん、ごちそうさま。今日はもう帰るよ。」と言ったら、
「え?え?あの、何か気を悪くさせてしまいましたか?」って慌ててる。
「そんなこと無いよ。今日はもう時間も遅いからね。
話しできて嬉しかったよ。また来てもいいかな?」
「は、はい!もちろん!風早くんならいつでも大歓迎です!」
「それは嬉しいけど・・・他の男は部屋に上げないって約束してくれる?」
「・・・お父さんもダメですか?」
「いや、えっと、お父さんと俺以外・・・って、お父さん来たりするの?」
「うん。たまにね。お父さん心配症で・・・」・・・うわ、俺、お父さんに殺されそう・・・
「じゃあ、お父さんと俺以外で、約束してくれる?」
「はい。他に来る人なんて居ないですし。」
もう・・・そんなの分かんないじゃん、これからのことなんて!
この約束をして欲しい意味分かってないんだろうなあ。
お父さんのこと訊く時点で分かってないって分かるけどさ・・・
「それと、学校で俺を見かけたら、離れたところから見てるんじゃなくて
必ず声かけてね!」
「え?いいの?ご迷惑じゃないですか?」
「迷惑なわけ無いじゃん!」
「あ!そうか!『爽子』の曲、大好きって言ってくれましたものね!
風早くんは『爽子』のファンだと思っていいんですね!」
うーん・・・それも間違いじゃないけど・・・
もう、俺、次来る時ハッキリきっぱり告白しよう!
「じゃあ、また来るね。」と部屋を出れば
「はい。お待ちしてます。気をつけて帰ってくださいね。
財布ありがとうございました。」
と玄関まで来て見送ってくれた。
黒沼さん、なんかちょっとずれてるトコとかあるけど、
そんなところも可愛いと思う。
告白したらちゃんと受けてくれるだろうか?
『えっ?それは「爽子」とお付き合いしたいってことですか?』
とか・・・凄く言われそう・・・
自分の部屋に帰り着いて、ポケットからスマホを取り出して
テーブルの上にいつものように置いた瞬間気がついた。
・・・俺、メアドも電話番号も聞いてないじゃん!
次もまた部屋に特攻かけなきゃなんないじゃん!
お父さんが来てたらどうしよう・・・
END
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