今回は女子会。
サブタイトルは『奇跡』か『秘密』か迷ったけど『秘密』で。
最初、会話でいいかとか思ってたんだけどそれは内容じゃ無いじゃんと思いまして。
書き終わってから、「この回、要るかなあ?」と思ったんですが
まあ、書いたのでUPしようかなと。
次回からまた先生視点に戻そうかと思います。
ま、書いてみないと分かんないんですけどね。
サブタイトルは『奇跡』か『秘密』か迷ったけど『秘密』で。
最初、会話でいいかとか思ってたんだけどそれは内容じゃ無いじゃんと思いまして。
書き終わってから、「この回、要るかなあ?」と思ったんですが
まあ、書いたのでUPしようかなと。
次回からまた先生視点に戻そうかと思います。
ま、書いてみないと分かんないんですけどね。
19 秘密
「やのちん!なんか最近の爽子幸せそうにしてる気がするんだけど
・・・何がって言われても困るんだけどさ・・・気のせいかなあ?」
と、ちづがあたしに問いかけてきて・・・
「あー、ちづでもそう思う?となるとなんかあったのかなあ・・・
だとするとさー、やっぱ風早だよね?」
「え?風早?じゃあさ、なんかこう
爽子が風早を振り向かせるために頑張りだしたとか?」
「いや、風早の方からなんかアプローチあったとかじゃない?」
「え?なんで風早から?」
「なんでって、そりゃあ風早も伝えたくなったんじゃないかな?
爽子、全然気づいてないっぽいんだもん。」
「え?何を?生徒とは付き合えないって?
それでなんで爽子幸せそうなのさ!?」
「ちづ・・・何言ってんの?」
「何って風早がずっと言ってることでしょー?」
「そんなことは爽子だって
風早に改めて言われなくたって知ってるっての!
爽子を幸せにするのは爽子が気づいてなかった
風早の気持ちの方でしょうが!
・・・・って、まさかちづも?」
「え?なに?やのちんの言ってること
よく分かんないんだけど・・・?」
「分かんないかー・・・
まあ、いいんじゃない?分かんなくても。
爽子が幸せってことは近いうちにちづにも
分かるようになると思うし。」
「え~?なんなんだよー!
やのちんなんか知ってるなら教えてくれりゃいいじゃんー!」
「じゃーさ、もうそろそろ爽子が戻ってくると思うからさ
何があってそんなに嬉しそうなのか直接爽子に聞いてみよっ。」
で、戻ってきた爽子に訊いてみた。
しばらくは「私はなんにも言わないよ!」の一点張りだったんだけど
あたしとちづは爽子のことが心配なのよって迫ると
「絶対秘密にしてね。」と何度も念を押し、
「ちづちゃんとあやねちゃんだから言うんだよ。」と
小さな声で本当にこっそりと教えてくれた。
「えーー!!風早に好きだって言われた?!」
「わ、わ、わ!声が大きいよ!
あ、あの・・・このことはホントに他言無用でお願いします・・・」
「あー、それはもちろん!信用して!
それで・・・爽子は風早と付き合うの?」
「それは私が生徒であるうちは無理なので・・・。」
「そんなん隠れて付き合えばいいんじゃないの?」
「・・・多分そんな器用なこと私にはできないと・・・
あ、それは風早先生もだと思う。」
「うーん、そうだなあ・・・爽子もだけど、
風早もそういうことには不器用そうよね。」
「でもね、いくら好きになっても好きになってもらえるなんて
ありえないって思ってたのに
先生も私を好きだって言ってもらえるなんて
ほんとに思ってもみなかったから
こんな奇跡みたいなことがあるんだって
それだけで私は幸せで・・・」
「あたしはさ、結構前から
風早って爽子の事好きなんだなあって思ってたけどね。」
「え?ええ?そうなのあやねちゃん!?」
「まーねー。自分のことはなかなかままならないけど
周りのことは結構よく分かるのよ、あたし。」
「あたしは全然分かんなかったけど、
言われてみれば納得って感じ?」
「あ、そうだよね!!私も全然分かってなくって!」
「あーもー、風早からかってやろーっと!」
「え!だめだよ!!私から聞いたっていうのは
先生にも内緒でお願いします!」
「そーなの?・・・うん、わかった。
じゃあ、卒業したらOKだよね?
まだ結構あるけど楽しみにしとくわ!」
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