忍者ブログ   
admin
  二次創作の文を置いてます。 駄文ばかりに付き読後の苦情はご勘弁を。 コメントのパスワードは「君に届け」です。
                       
   
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

   
   
   
                       
   
待ち合わせ場所で一話。すいませんだらだらとー。

拍手[4回]

   

   
予定通り5月15日11:45、黒沼の通う大学の校門に到着した。
待ち合わせ時間の30分前、講義なんだから早く来るわけないんだけど
やっぱり30分前から待ちたいんだ、今までどおり。

ここに立ってまだ3分くらいかな、なんだか凄く見られてる気がする。
校門を通る、三人組の女子に。
なんだろう、びっくりしたって顔で。

10分ほどしてから、さっきのびっくり顔の3人組が戻ってきた。

「あのー・・・」

「え?俺ですか?」

「間違ってたら申し訳ないんですが、もしかすると風早君・・・ですか?」

「え・・・はい。俺、風早だけど、俺のこと知ってるの?
 多分初対面かと思うんだけど・・・」

「やっぱりですか!あんまり想像通りで!!
 絶対風早君だって三人共思ったんで、コレは確かめなくちゃって!!
 あたしたち、教育学部の黒沼爽子の友達なんです!」

「あ、黒沼の友達なんだ・・・。え・・と、俺のこと黒沼からきいてたんですか?」

「聞いてたなんてもんじゃないですよー!
 最近じゃ1日に2、3回は風早君の話題でますから!
 でなきゃ会ったこともない友達の彼氏の名前なんて覚えてないし、
 一目見てこの人に違いないって三人共が思ったりしないでしょ!」

「え!そ、そうなんだ!なんか申し訳ないな・・・
 そんなに聞いてたら嫌だったりしなかった?
 なんかごめんね・・・」

「あははー!嫌なわけ無いじゃん!
 爽子、ほんとに好きなんだなーって、もう可愛くて!!」

「え・・・、あ、ありがとう。
 さすが黒沼の友達だなー。」

「うん、あんたもさすが風早君って感じ!!」

「あははは・・・、なんだよそれ!」


「あれー?風早君と・・・陽子ちゃんたち、なんで?」

あ、黒沼!あー、久しぶりだなー!!

「あ、爽子!あたしたち偶然、風早くん見ちゃったよ!
 もー、爽子のおかげですぐ、爽子の風早君だって分かっちゃったー!!」

「え!『爽子の風早君』だなんて、なんか恥ずかしいな・・・」

「今更よく言うよ、もー!じゃあね!ふたりでごゆっくりー!」

黒沼の友達が行ってしまって、俺と黒沼の二人で校門の前に取り残された。
なんだか照れるな、どうしてだろう・・・

「か、風早君、来てくれてありがとう!
 お誕生日おめでとう!」

ああ、黒沼、やっぱりまた綺麗になってる・・・


PR
   
   
            
この記事にコメントする
   
name
title
color
mail
URL
comment
password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
  
        
           
  
カウンター
サイトマップ
ブクログ本棚
プロフィール
HN:
かのまま
性別:
女性
趣味:
絵を描いたり文字書いたり。
自己紹介:
このブログとPixiv以外で作品の公開はしていません。
印刷物の制作等はしていません。
日本語以外に対応できる語学力は持ち合わせていません。
AdMax
  
       
+++ Powered By 忍者ブログ +++
Copyright (C) TEXT 君に届け ++ Template Designed BY (C) Pavloba
+++ 忍者ブログ [PR]
 +++