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二次創作の文を置いてます。 大したこと無いモノしかありません。 読後の苦情はご勘弁を。
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読んだ人たちが瀕死になる別マの発売から
あんまり経ってないというタイミングは
いかがなものかと思うのですが
書けたら即UPが信条なのでUPしちゃうよ!

幼馴染風爽、3話目 おぼえてくれているかしら?

よろしかったらおひとつ・・・






3 おぼえてくれているかしら?

今日から三年生になります。
年長さんの時もだけど、一年、二年と翔太くんとクラスが違って、
三年でやっと同じクラスになれました。
うちの小学校は二年ごとにクラス替えがあるんです。

クラス分けが貼りだされている掲示板の前で翔太くんを見つけて
同じクラスになれた喜びを伝えようと駆け寄って、
『翔太くん!』と呼びかけようとしたら、
「黒沼!今年は同じクラスだね!」と翔太くんに先に言われた。
「あ、うん。よかった・・・」と答えながら違和感を抱く。
いつから私は翔太くんに『黒沼』と呼ばれるようになっていたんだろう。
そういえば最近『爽子ちゃん』と呼ばれていないなと思う。

翔太くんが私のことを幼稚園の時のように名前で呼ばないのなら
私も翔太くんのことを名前で呼ぶべきではないのかもしれない。
他のみんなと同じように女子は苗字にさん付けで、
男子は苗字にくん付けで呼ぶようにした方がいいのかな?
だとすると翔太くんのことは風早くんと呼ぶべきなのかな、たぶん。

「風早くん!」と試しに呼んでみた。

「はい。なに?」と爽やかな笑顔を向けられて
思わず眩しいような近寄り難さを感じて一歩後ずさる。

「あ、ごめんなさい。なんでもないよ・・・。」と言いながら
幼稚園の時みたいに気軽に声かけちゃダメなんだなと思った。
『なに?』って聞かれるとは思ってなかったな。
用もないのに声かけちゃダメなんだ・・・。

うつむいた私に翔太くんが何か言おうとしたような気がしたんだけど
「風早ー、今年も同じクラス!」
「あ、俺も俺も!!」
「俺、離れたー。隣のクラスだー。」
「隣なら休み時間とか一緒に遊べるじゃん!」
「ほんとに!?誘ってくれよな!!」
「おー。そっちのクラスの奴らとも一緒に遊ぼうよ!」
とみるみる友達に囲まれて、もう近寄れない。

翔太くん、あ、いや、風早くんはやっぱり人気者だなあ。
年長さんの時、風早くんに『モテ期』が来たんだと思ったんだけど
どうやら風早くんのは期間限定ではなくて、終りなんかないっぽい。
ずっとモテモテの人気者で、そして今更だけど
風早くんはどうやらイケメンと言う種類の人らしい。
まだ小学3年生とは言えイケメンはイケメンなようで。
道理で眩しいと思った・・・。

今も登校班が同じだから朝は少し話もできるけど
それ以外のときには風早くんを遠くに感じる今日このごろです。

私達の住む北幌ニュータウンには私と風早くんの他に
同じ学年の人がもう二人住んでいる。
ちづちゃんと真田くんの私達4人で幼稚園の頃はよく遊んだっけ。
今は真田くんも風早くんと同じで少年野球で忙しいので
ちづちゃんと二人で帰ることが多いのです。

今日の授業が終わって、
「爽子ー!帰ろー!!」とちづちゃんが誘いに来てくれました。


帰る道すがら、なんとなく
「ちづちゃんは真田くんとあんまり遊べなくて寂しくない?」と訊いたら

「え?爽子は寂しいの?あたしは爽子がいれば別に大丈夫なんだけど。」
なんて言ってもらっちゃった。

「幼稚園の頃は4人でよく遊んだよね。」と懐かしんで言えば、

「あー、風早なんて爽子のこと大好きでさ~。
 でも、正直もうあんまりよく覚えてないんだよねー。
 小学校入ってからのほうが色々面白いこといっぱいあったし
 ちっちゃかったから記憶もアイマイだしね。」と
私と違ってちづちゃんは今を元気に生きていた。

「そうだね。勉強も始まって覚えることいっぱいあるしね。」

「まあ、勉強はどうでもいいんだけどさー、
 龍と風早、野球始めたじゃん。
 やっぱ応援するにもそこそこルールとか知らないとダメじゃん。
 野球のルール、けっこう難しくてさー。」

「じゃあ、やってる真田くんと風早くんは練習もしないといけないし
 ルールも覚えないといけないし大変だね!
 幼稚園の時のことなんてわすれてるかも・・・。」

「あー、そうなんじゃない?
 あたしと爽子のことも忘れちゃってたりして。」

「真田くんがちづちゃんのこと忘れるなんてあるわけないよー。
 ・・・・・・・・。」

「ちょ・・・、風早が爽子のこと忘れんのもあるわけないって!!」

うーん・・・。
私のことはかろうじて覚えていたとしても・・・
幼稚園の時の、しかも年中さんの時に砂場でした約束なんて
忙しい風早くんは忘れちゃってるのかもしれないなあ・・・。

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