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二次創作の文を置いてます。 大したこと無いモノしかありません。 読後の苦情はご勘弁を。
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2014/12/12 (Fri) 11:10
Posted by かのまま
力の限りイチャイチャしてもらおうと思ってたんだけど
思いの外、イチャイチャしてない。
単に力不足なのか?そうなのか?
期待した方が居たらごめんなさい。
あんまりイチャイチャしてません。






20 爽子は今のままでも十分魅力的なんだよ!! 


抱きしめた俺の背中に爽子が腕を回してキュッとしがみついてくれる。
爽子がここに来て以来、一番お互いの気持ちが近づいた気がする。
いつまでもこうしていたい。

そう思った矢先、インターホンが来客を知らせる。
「はーい。」と爽子が俺の背中に回していた腕をほどいて玄関に向かう。

あれ?お互いに盛り上がったって思ってたのは俺だけ?
客が来たんだからしかたがないって言えばそうだけど、
なんかもうちょっと『離れがたい・・・』みたいな感じがあってもいいんじゃ・・・
いや、でも、家族になりたいってずっと一緒にいたいってことだよね?
そーだよね?!

爽子の誰何の声に「隣の三浦の同居人の矢野です。」と返事があって、
爽子が嬉しそうな顔をしてドアを開けて招き入れた。
入ってきたのはきっちり化粧をして隙のなさそうな大人の女って感じの人。

「わあ・・・綺麗・・・三浦さんは幸せものだね!彼女さんこんなに綺麗な人で!
 ね?翔太くん!」と、俺に振るから慌てて
「あ、ああ、そうだね、綺麗な人だね。」と合わせる。

「あ、風早さんね?いいわよそんな合わせなくって・・・
 いま、ちょっと苦手なタイプの女だなって思ったでしょ?」

「えっ?いや、そんなこと・・・」ちょっと思いました。

「彼女の爽子ちゃん、よね?
 ピュアな感じで可愛いなー・・・でも、もったいない!!
 化粧映えしそうな顔してるのに・・・一度メイクさせてくれない?」

「え?お化粧?私が?!」

「いや!そんなの爽子には必要ないから!!」

そういった俺を見る矢野さんの目がすっと細くなって、
口元が嫌な笑みをたたえる。
なんか、蛇に睨まれたカエルの気分になる・・・

「何いってんの?!彼氏だからって
 彼女の綺麗になる権利を奪うことは許されないのよ!」

「き、綺麗になる?私が?!」と、爽子はなんかワクワクしてるみたい。

「安心してよ、別に化粧品売りつけたりしないから。
 メイクはあたしの単なる趣味だから。
 あ、あたしも教育大の2回だからね。
 爽子ちゃん、風早あんな事言ってるけど、彼氏は彼女が綺麗になって
 嬉しくないわけ無いんだから!!」

え?もう呼び捨てで呼ばれた?!
似たものカップルなのか・・・

「翔太くんが喜んでくれるなら、私綺麗になりたいです、矢野さん!!」

待ってくれ!今でも十分に爽子は魅力的なんだよ。
それでも、2か月ならなんとか自分を抑えられるだろうって感じなのに・・・
綺麗になんかなられたら・・・暴走しちゃったらどーすんの!?

「じゃあ、うちの部屋の引越し荷物が片付いたら遊びに来て!
 すっごい綺麗にメイクしてあげるから。
 爽子ちゃんとは仲良くやっていけそうでよかった。
 こう見えて結構あたし人見知りなのよね。
 あー、思いの外長居しちゃった。じゃあまたね。」と、
来た時同様いきなり帰っていった。


 
「あ、あのさ、困るよ・・・」

「――え?な、何が?翔太くん!?」

「あんまりさ・・・綺麗になられたりとかしたら・・・あの、夏休み最後の日みたいに
 ・・・すぐとぶよ理性なんか・・・俺、自分を抑えられる自信なんかないよ・・・
 それで俺が不適合になったりなんかしたら・・・困る・・・よね?」

「――そ、それは、困るっていうか・・・
 大丈夫だよ!私がちゃんと止めるから!」

「どうやって?これでも俺、男だからさ、爽子より力だって強いと思う。
 そんな俺が暴走したら爽子がどうやって止めるの?」

「ま・・・魔力で!」

「・・・あ――・・・そう言えば、爽子魔法使えるんだったね・・・
 でも最初の電子レンジ以来魔法使ってるのなんて見たこと無いんだけど・・・」

「え?私1日2回は魔法使ってるよ。」

「ええっ?いつ、どんな魔法?」

「朝、お家から出てくるのと、夜、お家に帰るのに。」

・・・あー、そうか・・・なんかもう凄く普通の事みたいに思ってたけど・・・
あれって、小さくなって入って、出てくる時は元のサイズに
戻らないといけなかったんだな。
結構凄いことを毎日やってたんだな・・・。

そんなこと出来るんだから、暴走した俺を止めるなんて
わりと造作も無いことなのかも・・・。
爽子に襲いかかろうとして魔法で止められる自分を想像したら
心底情けない気持ちになった。
うん、そんなことにならないようにもっと精神的に強くならないと!
これでもこの数カ月でかなり忍耐力付いたって思うんだけどね。

要するに生殖行動に移らなければ問題無いとはいえ、
爽子に近づけば、俺が至極健康な男子大学生である以上
爽子に知られたくない状態になってしまうのも致し方ないことで、
そうなってしまったら爽子に知られないようにこっそりと
その状態を一人で鎮めないといけなくなる。
これがまた結構情けなかったりするんだよな。
だからって爽子に近づかないとか・・・できるわけがない。
とりあえず、動けなくなるほどののっぴきならない状態にならなければいいなら、
普段から少しは触れ合っていたほうがいいのかもしれないって思うんだけど、
正解なのかどうかはやってみないとわからない。

「あのさ、あんまり気軽に俺のこと魔法で止めたりとかしないでね。」

「あ、大丈夫だよ!不適合になりそうだと思ったら、だから・・!」

「――キスは・・・大丈夫だからね!!」

「あ、あの後、ちゃんと勉強したので!!」

「えっ?!なにを?」

「人間の生殖行動について。」

何をどう理解して、どういう結論に達したのか・・・
聞いてみたいような怖いような・・・
今まで目を見て話していた爽子の視線が、
俺の顔を離れてふっと下の方にに下がった気がして思わずゾクッとする。
少しは触れ合ってとか考えてたくせに視線くらいで情けないぞ、俺!

「爽子。」と、呼びかければ視線が俺の顔に戻ってきた。

「俺が教えてあげるから・・・爽子が合格して人間になったらね。
 それまでは大丈夫なことしかしない、絶対。」

童貞のくせによく言ったなとか言わないでくれ!
俺だって知識はあるんだよ人並みに!!

爽子を抱き寄せて、触れるだけのキスを何度もして、

「これは大丈夫・・・」という。
うん、俺もこれくらいは大丈夫なようだ・・・

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