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まるさんが書かれたとっても素敵なSS「月」のジョーサイド・・・
というのもオコガマシイのですが、まるさんにご快諾いただいたので、
そう言わせていただきます!

まるさんの「月」のジョーサイドです!

とは言え、、「月」のような素敵なお話では全然なくて、
雰囲気ぶち壊しのギャグテイストな話なので、
読後に怒らないでください、お願いします。

この話は、たんぽぽさんが
自称ジョー担当の私に
ジョーサイドを書くことを勧めてくださったので書かせていただいたものなので、
出てくるオリキャラの名前の鼓草(つづみぐさ)と言うのは、
蒲公英(たんぽぽ)の別名だったりします。

タイトルはポルノグラフィティの曲名から頂いてます。
劇場版BLEACHの主題歌にもなっていた名曲。
こんな話のタイトルにしてごめんなさい。
ポルノファンの方も、BLEACHファンの方も怒らないでね。



拍手[4回]

   

   


今宵、月が見えずとも



I love you. を 「月が綺麗ですね。」と訳すとか・・・

現国の授業なんて眠いだけだったけど
先人のそんなロマンティックな言い回しを聞きかじって
昔の日本人の男も捨てたもんじゃないななんて軽く感動した。

えーと・・・誰が言ったって言ってたっけなー・・・まあそんなことはいいか。



男の俺でも軽く感動しちゃったんだから、
ロマンティックが大好きな女の子が
好きな男からこんなロマンティックな言い回しの告白なんかされたら、
そりゃもう感動の嵐、一発でメロメロになっちゃうよな!

俺が最近気になってる隣のクラスのあの娘が
彼女の方も俺のこと気にしてるってことはしっかりリサーチ済みだ。
彼女は俺がこんなロマンティックな言い回しの告白をするなんて
きっと思ってもいないだろう。

そう、このギャップが肝だよな!

彼女はこう思うに違いない。

「城ノ内くんって、凄いロマンチストなんだ・・・素敵♡」



イケル!!今度こそイケル!!!
とうとう俺にも春がくるんだ!!

今日、風紀委員会で一緒になる彼女に告白しよう!
委員会があるといつも一緒に帰ってる友達には先に帰ってもらうし、
同じ委員会の人とは当然同じ時に帰ることになるから好都合だ。

委員会自体は月例報告だけで30分位で終わった。
靴を履き替えて校舎を飛び出して、周りを見回したら
少し先を歩く彼女を発見!
駆け寄って声をかけた。


「鼓草さん!!」

「あ、D組の城ノ内くんだっけ・・・何?」

「鼓草さんもこっち?奇遇だなあ、俺もこっちなんだ。
 一緒に帰ろうよ!」

「・・・え?いえ・・・」

「嬉しいなあ、俺の名前知ってくれてたんだー。」

「風早くんの友達ですよね。」

「うん、そう!風早は俺の一番の友だち、親友、すっげえいいヤツ!」

それから少し風早の話をして・・・


そろそろ頃合いかと軽く咳払いして、声の調子を整える。
ここはちょっと低音のイケボで決めないとね。

「鼓草さん!」

「え?」

「・・・月が綺麗ですね・・・」

「・・・あー・・・城ノ内くん、今度誰かに言う時はね・・・」

「え?今度?誰かに?」

「月夜に二人で歩くシチュエーションまで持って行ってから
 言ったらいいと思うよ。」

「あ、そーだね・・・月が足らないかー。」

「じゃあ、私こっちだから。」

そー言って鼓草さんは交差点の角を曲がって行ってしまった。
そうかー・・・「月が綺麗ですね。」を使うには月が必要だったか・・・


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