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  二次創作の文を置いてます。 駄文ばかりに付き読後の苦情はご勘弁を。 コメントのパスワードは「君に届け」です。
                       
   
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とても今更ですけど、
風早くんの誕生日ネタでどうもすいません。
もうすでに爽やかな季節なんてありましたっけ
って感じの暑さですが・・・
私の住んでるトコは日本で一、二を争う
夏になると殺人的な暑さになるところでして・・・
そんなこと一位でも全然嬉しくないよ。
ニュースで聞いたら凄く損した気分になるよ。

とりあえず爽やかな頃を思い出しつつ
読んでいただけたら幸いです。
よろしかったらおひとつ・・・

P.S 肝心なことを書いてなかったです。
   今回も風爽loveさんの28000番分の
   キリリクで、「ラブラブな日常で」
   とのことで書かせていただきましたー。




拍手[12回]

   

   

私たちラブラブしてます。

新緑の季節になり、もうすぐ翔太くんの誕生日。
今までは私があげたいなって思うものを
勝手に選んでプレゼントしてたんだけど
今は一緒に暮らしているのだから
なにか欲しい物があるか
訊いてみようかなって思って
訊いてみたんだけど・・・

「なんか俺、すっげー満たされてるから
 そー言われても思いつかないなあ・・・。
 爽子が一緒にいてくれるだけで十分なんだけど。」

「そ、そんなこと言ってもらえるなんて・・・
 で、でも・・・翔太くんの誕生日なんだよ!
 何かプレゼントしたいよ~。」

「じゃあ、またケーキ焼いてよ。」

「もちろん焼くけど・・・それはプレゼントじゃないし!
 あ、そうだ!翔太くんの好きなアーティストが
 新しいCD出すって言ってたよね?
 なんて言うCDだったかな?」

「あ、それ、ジョーがくれるって言ってた。」

「え?え?そ、そうなの?
 お隣だけど私、城ノ内くんと全然会わないんだけど
 翔太くんは城ノ内くんと会うことあるの?」

「ああ、職場が結構近くてさ。
 たまに昼休みとか時間が合ったらね。」

「そうなんだ・・・いいなあ・・・。」

「え?爽子、ジョーと会いたいの?!」

「あ、ごめんなさい!
 昼休みに翔太くんと会えるなんて
 城ノ内くんいいなあって・・・思っちゃって・・・。」

「え?、あ、そっち?
 や、毎日会うわけじゃないし、
 会ったって一時間足らずのことだよ?」

「うん、わかってるんだけどね・・・
 私の知らない翔太くんだなーと思って・・・。
 ご、ごめんね!その、無理なのはわかってるんだけど
 翔太くんのこと全部欲しいって思っちゃって・・・
 ほんとに私って欲深で・・・」

「そんなの、俺だって爽子の同僚の先生たちとか
 先生な爽子が見れて良いなあとか
 ずーっと思ってるよ!
 俺が学校に会いに行くわけには行かないけど
 昼休みの俺に会いたいって思ってくれるなら
 爽子の長期休暇の時とかに
 時間合わせて会社の近くまで出て来てくれたら
 全然会えるけど?」

「え?いいの?お仕事の邪魔にならない?
 うわ~、うれしいなあ~・・・
 あ、あれ?またいつの間にか
 私ばっかりいい目を見る話に!
 翔太くんへのプレゼントの話だったのに・・・。」

「どこがだよ!
 俺だって昼休みに爽子が会いに来てくれたら
 めちゃめちゃ嬉しくて午後からすんごく頑張れそうだよ!」

「ホ、ホントに?
 で、では、これは夏休みのお楽しみ案件ということで・・・。
 ーー何か他にほしいもの思いついた?」

「・・・爽子がいればそれでいーんだ・・・
 ・・・ほんと俺・・・それでいーの・・・」

あ・・・これ、前にも言ってもらった・・・嬉しかったなあ・・・
あー、また私ばっかりいい目をみてる、どうしよう。
でも、いればいいっていうのじゃプレゼントとしては・・・
私がプレゼント、なんて、は、恥ずかしいこと・・・!
それに、もうすでに私は全部翔太くんのものだし・・・



「あ・・・」

と、小さく声を上げた翔太くんに

「何か思いついた?」

って訊けば、

「あー、うん・・・でも、欲しい物って言うと
 ちょっと語弊があるんだけど・・・。」

そういう翔太くんの頬にふいに赤みがさして

「あ、あのさ・・・来月で結婚して一年になるだろ。
 だからそろそろ爽子と俺の・・・赤ちゃんとか
 どうかなって思って・・・。」

その赤みはみるみるうちに顔全体に広がった。


「わ、私が、お、お母さんに・・・
 そして翔太くんがお父さん・・・
 あ、翔太くんはどっちかというとパパって感じかなあ・・・」

素敵な提案にワクワクしながら私がそう言えば
なんだか恨めしげに私を見上げる翔太くん。

どうしてそんな顔するのかな?
私何か間違ってるのかな?


「うん・・・爽子との赤ちゃんがほしいっていうのも
 もちろんホントなんだけどさ・・・」

「え?うん・・・分かってるよ?」

「・・・そろそろ・・・さ・・・
 爽子と俺との間を隔ててるものを
 全部なくしたい・・・んだけど・・・。」

「・・・え?私と翔太くんの間を隔ててるもの?
 結婚して家族になって、私は翔太くんとの間に
 隔ててるものなんて何もないって思ってたんだけど・・・」

「いや、その・・・精神的な話じゃなくって・・・
 物凄く物理的な話で・・・
 元はといえば俺が爽子とふたりだけの
 新婚生活っていうのを楽しみたかったから
 だったんだけど・・・・」

「うん。そうだね、そろそろ新婚さんって言われなくなるのかなあ?
 ・・・えっと・・・物理的に隔ててるもの?」

「あー、いや、爽子は分かんなくていい!
 うん!俺サイドの問題だから!!」

「翔太くん側の問題?
 よく分からないけど・・・
 隔たりがなくなるのならいいことだよね?」

「うん、そう!いいことだからさ!
 まあ、主に俺がだけど。」


よく分からないけど
十分仲良しだと思ってたけど
どうやらもっと仲良くなれるらしいから
きっと嬉しい事なんだって思う。

家族が増えるのもきっと素敵なこと。

男の子でも女の子でもいいから
翔太くんに似た人に好かれる爽やかな子だといいな・・・
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