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  二次創作の文を置いてます。 駄文ばかりに付き読後の苦情はご勘弁を。 コメントのパスワードは「君に届け」です。
                       
   
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風早先生と高校生爽子ちゃんのAAA #25決意です。
今回でやっとクリスマスが終わります。
ダラダラ長くてすいません。
次回からもうちょっとお話進む予定ですが
まだ書いてないんで予定通り進むかどうかわかりませんが
まだまだ終わりは見えてきません。
懲りずにお付き合いいただけるとうれしいです。

それではよろしかったらおひとつ・・・



拍手[7回]

   

   


25 決意

「今日は学校のクラスのクリスマスパーティだと聞いてたんだが
 その車の男は一体誰なんだ!?」と問いかけるその人は
多分黒沼のお父さんに違いないだろう。
 
抱きしめる前でよかった。
抱きしめてるところを見られてたら申し開きのしようもない。
けして軽い気持ちでそうしようと思ったわけではないにしろ
まだまだそんなことしていい間柄ではない。
そもそも黒沼の家の前でって
ちょっとはT.P.O考えろ、俺。

お父さんと思しき人に誰何されたが
「副担任の風早といいます。」としか答えられない。

「ふ、副担任?」とお父さんは完璧に不審者を見る目つきで俺を見てる。 
そう言われても仕方ないことしようとしてたからしょうがないところだ。

「お、お父さん!あ、あの・・・先生なの!!
 怪しい人なんかじゃないから!!」と黒沼が
一生懸命お父さんに説明しようとしてくれる。

「お父さん、どうしたの?爽子帰ってきたの?」と
家の中からお母さんも出てきて、俺と目が合った。

「まあ、風早先生!爽子を送ってきてくださったんですか?
 ありがとうございます。
 すいません。主人が失礼なこと言ったんじゃないですか?」

「あ、いえ。大切なお嬢さんを見ず知らずの男が車に乗せてきたら
 親御さんが心配されるのは当然だと思いますから。」

「本当に先生なのかい?
 クラスの集まりで爽子だけ送ってくれたんですか?
 もしかして、爽子・・・具合でも悪くなったのかい?」

「えっ?そ、そんなことないんだけど・・・
 他のみんなは2次会に行ったけど
 私と先生は最初のカラオケだけで帰ることになってね・・・。
 先生車だから、暗い中一人で帰るの危ないからって
 送ってくれるって言ってくださったの。」

「そうだったんですか。
 すいません。失礼な態度を取ってしまって・・・。」
そう言って頭を下げるお父さんは
きっと黒沼のことがものすごく大事なんだろう。

黒沼とご両親に別れを告げてうちに向けて車を走らせながら
今日一日を振り返りちょっとヤバかったと反省する。

あんまり黒沼がかわいくてうっかり抱きしめそうになった。

付き合ってないのに抱きしめるなんてそれはダメだ。
いや、前にも抱きしめちゃってるけど・・・
もうしちゃいけない。
黒沼が卒業するまでは。

まだ高校一年の黒沼と結婚の約束をしてもらって
卒業まではまだ二年と少し。
俺の信条はもう有耶無耶になっちまったけど
卒業までは黒沼に触れないと決めた。

二人の未来のためにも
この二年はなんとしても我慢する。
それくらいできなきゃ
黒沼をもらう資格なんか俺にはないと思う。
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