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二次創作の文を置いてます。 大したこと無いモノしかありません。 読後の苦情はご勘弁を。
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風早先生、カッコイイモテモテ先生になるはずだったのに
なんかどんどん情けない奴になっていってる・・・
おかしいなあ・・・
あー、爽子ちゃん目線じゃないからか?
次くらい爽子ちゃん目線を挟むべきかも・・・・
今回は情けないです。
今回のサブタイトルは「AAA」に合ってるっぽいけど
まあ、たまたまです。





3 返答


あれからもピンから丸投げされる新入生オリエンテーション関係の
面倒な仕事を放課後に片付けようとしていると
「何かお仕事は有りますか?」
と、黒沼が率先して聞きに来てくれて何かと手伝ってくれる。
黒沼が手伝うようだと見て取ると三浦も当然のように手伝ってくれる。

三浦は、仕事に文句を言うとまた
「クラス委員の仕事じゃないから無理に付き合わなくても良い。」
って言われるから、作業に文句は言わなくなったが、
あいかわらず、なんだかんだとひっきりなく楽しそうに喋りながら
だからといって手がお留守になるわけでもなく仕事をこなす。
話題豊富で、仕事も迅速丁寧だ。
印象が軽すぎるが、割と非の打ち所のないやつかもしれない。

それに、三浦がいてくれるのは正直助かる。
もし黒沼とふたりきりだったら・・・
ただでも女生徒といつもふたりきりとかマズイ感じがすんのに
俺はどうにも黒沼が特別に思えてしかたがないんだから。


黒沼が三浦の告白に応えたのかどうかわからないが
告白前と二人の雰囲気は全然変わりがないように思う。
仮に付き合うことになったとしても教師の前でいきなりイチャイチャとか
少なくとも黒沼はしないだろうが、
「TPOを考えて控えています。」っていうんじゃなくて、
「特別な関係ではありません。」って雰囲気がしてるような気がするのは
俺の希望的観測からではないと思う。
思うけど確信があるわけじゃない。
ふたりが巧妙に隠してるなんてこともあるかも・・・
そもそも俺はそういう色恋沙汰に敏感な方でもないし・・・


「あ・・・ステープラーの針が無くなっちゃいました。
 職員室にもらいに行ってきますね。」
「ああ、悪いな委員長頼むよ。」と黒沼を送り出して、
黒沼が席を外したすきに三浦に確かめてみる。


「『今までどおりお友達でいたいです。』って言われましたよ。」
と、かる~く返事が返って来た。

「今、センセーほっとしちゃってるでしょう・・・」

「えっ?! いや・・・、ざ、残念だったな、気を落とすなよな・・・。」

「なんすか?それ・・・全然心こもってない~!
 『何だ、それほど真剣に好きだったわけでもなかったんだな』って
 思ったでしょう、センセー・・・酷いよなあ・・・
 かわいい生徒が傷心の日々を送っているというのに~。」

「だけどビックリするくらい今までどおりだな、三浦。」

「だって、『今までどおりお友達でいたいです。』って言われたんだもん。」

「そう言われたって、なかなかそうは行かないもんじゃないのか? 」

「嫌いだとか、好きになれないって言われたんじゃないですから
 もうしばらく仕方ないからお友達でいることにしますけど・・・
 俺まだ高1ですから男として頼りないトコたくさんあると思うんすよ。
 男磨いていい男んなってまたもう一度挑戦します。
 センセーの年には多分センセーよりいい男になってる予定なんで。」

「そんな長期戦の構えなんだ・・・ってか、何でいちいち
 俺を引き合いに出してくるんだよ?! 」

「何でって、理由なんか言いませんけど・・・
 長期戦ったって、他にもっと好きになる娘に
 出会っちゃったりしたら軌道修正しますけど。
 できたらそうしたいですけど・・・
 とりあえず中学から一途に好きだったんですからね、
 すでにそこそこ長期戦なんすよ。
 センセーと貞子ちゃんが出会ったのなんて
 俺からしたらついこの間なんすからね。」

「だから俺を引き合いに出すなって。俺は関係ないだろ。」

「・・・関係ないって言うんならなんでどうなったか訊いたんっすか?」


そりゃあ三浦の言うことがもっともだ。
目の前で告白したからってその結果を知る権利なんか
部外者の俺にある訳ない。

「・・・悪い、個人的な話に頭突っ込んでごめん。」

「別に謝ってもらおうなんて思ってないですよ。
 それに多分センセーには知っといてもらったほうがいいことだと思うし。」

「え? そうなのか? 」


そこに黒沼が戻ってきた。
「遅くなりました。替芯がなくなってて、余分に持ってる先生方から
 分けてもらったりしていたので・・・。
 あれ? どうかしましたか? 」

「センセーが、貞子ちゃんが俺に返事したか気になるって言うからさあ・・・」

「えっ?! 」

「わっ! いや、その・・・ごめん、なんか・・・」

なにバラしてんだよ、三浦・・・ってちょっと睨んだら、ニカッといい笑顔返された。
なんかもう、10歳も年下の高校生に凄く負けてる気がして情けなくなった。

三浦は俺が黒沼にどうしようもない特別な気持ちを持ってることに
どうやら感づいているようだ。
でも、教師と生徒だから伝えたり応えてもらおうとか思ったりしてないのに・・・
三浦も黒沼が好きなくせに、なんだか俺の気持ちを
黒沼に気づかせようとしてるみたいで、
なんでそんなことすんのか全然わからない。
黒沼はこの間、俺を好きなんてことある訳ないって言ってたんだぞ・・・
そんなことして何になるんだ?


「ああ、そーそー、明日さあ、新入生オリエンテーションの班決めじゃん。
 貞子ちゃん同じ班になろうよ。」

「え?う、うん!いいよ。よろしくね、三浦くん。」

そう言ってにっこり笑う黒沼の表情はやっぱりいいな・・・
三浦なんかに笑ってやるなんてもったいない・・・

・・・考えてみたら、黒沼の笑顔は最高だなんて思ってるけど
俺に向けて笑ってもらったことなんかないんだった。
三浦を羨ましいなんて思っちゃうことが腹立たしい。

あー・・・俺っていい年してなんてちっちゃい男なんだろう・・・

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