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二次創作の文を置いてます。 大したこと無いモノしかありません。 読後の苦情はご勘弁を。
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3が短めだったのに今回ちょっと長めです。
切りどころが分からなくてー。

このシリーズ今まで5話で終わってるので
できたらこれも次で終わりたいと思っております。






4 風早翔太は反省する。


約束の土曜日がやってきた。

三人での食事会は、やっぱりなんで三人なんだよって思うけど、
ジョーが居ようが居まいが爽子と逢えるのは嬉しい。
予定を訊く口実にもなったから良しとしよう。

今日は俺は1日フリーで、爽子が午前中2時間家庭教師のバイト、
ジョーもファミレスのバイトで、
「俺、7時までバイトじゃん! 」と不満気だったが、
「晩飯食いに来るんだから別にいいだろ? 」と俺が今日を押した。
「俺と爽子で準備しとくからバイト終わりに直で来いよ。」と。

ホントは他の男に爽子の手料理食べさせるなんて嫌だけど
そんな独占欲の塊みたいなこと言って嫌われたくないし・・・
爽子がいいって言ってるのに、俺が嫌だとか言うのはなんか変だよな・・・

とりあえず、今日はバイト終わりの爽子と駅で待ち合わせて
買い出しという名目の、俺的には初デート・・・だ。

爽子が家庭教師に行っている家はここから二駅のところにあるらしい。
駅で待ってたら、改札を出てくる爽子が見えた。
嬉しくて手を振ったらサッと駅の柱の陰に隠れた。

「えっ!?ちょ・・・なんで隠れんの? 」

隠れたって隠れる前を見てるんだからどこに隠れてるかバレバレなんだけど。
爽子が隠れてるところまで行って柱の陰を覗きこめば
「わ、わ、わ、わ、わ、わたし・・・」とか言いながら顔の前で腕を交差させて
この期に及んでまだ俺から隠れようとする。

「さーわこっ! 俺たち待ち合わせしてんのに何隠れてんの?」

「あ、あああ、そう・・・でした。待ち合わせて・・・
 ストーカー歴のほうが長いもので、
 ついうっかり見つかってはならないと・・・」

「あー、も~・・・爽子は、俺の、か・の・じょ・・・だからね!
 そんで、俺は爽子の彼氏!
 もーガッチリ覚えといてね!! 」

「・・・でも、全然現実味がなくて、今日も駅を出たら
 風早くんが私を待っててくれるなんて
 夢なんじゃないかってずっと思ってて・・・」

「まあ、それらしいことまだあんまりできてないから
 仕方ないっちゃ仕方ないんだけどさ・・・
 で、それらしいことの第一歩ってことで、
 まず今日は初めてのデートなんだけど・・・」

「えええっ!? デ、デ、デ、デート!? ・・・だったの!?
 は、初めてのデート・・・なのに私、こんなバイト上がりの
 可愛げもなんにもない堅い服で・・・
 いや、何着たって可愛げなんてないんだけど・・・。」

「そんなことないよ!何着てても爽子は可愛いよ!!
 でも、爽子がその服でデートすんのが嫌なら
 プレゼントするよ、初デート記念に。
 バイト代入ったばっかなんだ! 」

「いやいやいや、ダメだよそんなの!! 
 そんなこと言ってるとお給料日前金欠になっちゃうよ! 」

「う・・・そうだね。正論すぎて反論できない・・・。」

「わ・・・べ、別に論破したかったわけでは・・・
 なにぶん今日はお食事会の買い出しだと思って来てしまったものだから・・・
 デートにそぐわない私で風早くんに恥ずかしい思いをさせてしまっては、と。」

「俺が爽子のこと恥ずかしいなんて思うわけないよ。
 それに俺、そーゆー普通の爽子に会いたかったんだ。
 だからデートだって言わなかったし。
 言ったらきっと、頑張っておしゃれしようとか思うでしょ?

 まだまだ爽子のこと知らないこと多いし、知りたいし・・・
 どんな食べ物が好きだとか、どこのお店が好きだとか
 どんな色が好きだとか、どんな服が好きだとか・・・

 だから、今日は時間も中途半端だしさ、
 駅前のこの辺り散歩しながら
 爽子の好きなもの教えてもらおうかなった思ってたんだけど・・・
 ついでにプレゼントとかしたかったんだけど・・・」

「そ、そ、そ、そんなの、私も知りたいよ!
 風早くんの好みとか・・・
 あ、じゃあ、私、月に一着服を買うんだけど、
 今月分、風早くんの好みの服選んでくれないかな?」

「え!?いや、でも、俺・・・女の子の服とか全然分かんないんだけど・・・」

「今まで彼女にプレゼントとかしたことなかったの?」

「俺のストーカーしてたのに、俺のこと知らないんだね。
 俺、今までに彼女なんていた事ないんだけど。
 爽子が俺の初彼女なんだけど。」

「ええ!?だって、風早くんはモテモテで・・・
 なのに私が風早くんの初彼女!?
 なんか恐れ多いです・・・。」

「――だからさ、デートも初めてだし、なんかいろいろ
 スマートに事が運べないかもだけど、ごめんな。
 そもそもこんな待ち合わせ場所で長々と立ち話しちゃってて、
 ・・・じゃあさ、ちょっと遅くなっちゃったけどお昼食べに行こっか・・・。」

と、やっとデートを始める俺・・・ほんとスマートじゃない・・・


俺にとって爽子が初彼女だけど、爽子はどうなんだろう。
全然男慣れしてる感じはしないけど、
高校時代とかに付き合ったりとか無かったんだろうか?
こんなに可愛い爽子を爽子の高校時代の同級生の男たちは
好きにならなかったのかな?
もし爽子の可愛さに気がついたのが俺が最初なら凄い幸運だ。

でも、確かめるのはちょっと勇気が要るな・・・
『居たよー。風早くん、彼にちょっと似てて、だから気になったんだ―。』
とか言われたら、ちょっと立ち直るのに時間かかると思う。

って、言われたわけでもないのに何をネガティブになってんだろ、俺。

俺たちお互いにまだまだ知らないことが多すぎるんだな。
だから不安になることもあるんだよな。
爽子は俺のことで不安になったりしてないだろうか?
ちょっと心配したりしたんだけど、
爽子は幸せそうに笑ってるから今のところ大丈夫そうだ。

初めてのデートは、悩みに悩んで爽子の服を買って時間切れとなった。
その後、夕食の買い出しのためにスーパーに寄る。
高校の頃、母ちゃんに荷物持ちに連れて行かれたのとは違って
たかが食材の買い物なのに妙にドキドキしてしまう。
なんか新婚さんみたい、とか・・・乙女か俺は!
なんで爽子と一緒だと何やっても嬉しいんだろう・・・

買い込んだ食材を持って俺の部屋に向かう。
ふたりで俺の部屋に行くのはいいんだけど
この夕食を作り終えたらジョーが来て
ふたりの時間が終わってしまうのかと思ったら
凄くもったいないって思ってしまう。
なんでこの夕食を食べるのが
俺と爽子の二人だけじゃないんだろう。

爽子はジョーが来るの、なんか嬉しそうだし
実は俺の部屋で俺とふたりきりになるの嫌だったりするのかな?

うーん・・・そりゃそうかも・・・
『邪な気持ちはないから安心して入ってよ。』とか言って
部屋に連れ込んだ挙句、キスいっぱいしちゃって
失神させちゃったりして・・・
嫌だとは言わないけど警戒はするかもな・・・
当然だよな・・・俺、突っ走り過ぎ・・・。

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