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  二次創作の文を置いてます。 駄文ばかりに付き読後の苦情はご勘弁を。 コメントのパスワードは「君に届け」です。
                       
   
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もう少し爽子ちゃんの気持ち
分からないほうがいいかと思ってたんですが、
駄目でした。
自然にだだ漏れてしまいました。
ちょっとだけだけど。



拍手[7回]

   

   


13 やさしい特別な君の黒髪にはピンクが最高に映えるよ。 


俺達、キスできる仲になりました!
世間的に同棲してる恋人同士だし
誰にもこの喜びを伝えられないんだけど
脳内で叫んどく、すっげー嬉しいよ!


昨日は遊園地で散々遊んだ。
爽子は何をやっても凄く楽しんでくれるから
一緒にいる俺も楽しくて仕方ない。

映画、遊園地をクリアしたので次に『泳ぎに行く』を実現すべく計画を立てる。

そこではたと気づく・・・
泳ぎに行くということは水着になるってこと!?

爽子はいつもとても清楚な服装だ。
夏になって出逢った頃より多少薄着になったし、
少しカラフルにもなってきたけど
襟付きのブラウスに膝下丈のスカート以外見たことがない。
爽子にはとても似合ってると思うけど
ガードが堅いと感じるのも事実だ。

その爽子に水着・・・
そんな爽子見て、俺大丈夫か?
そう、俺は未だに爽子の鎖骨すら見たことがないんだぞ!
水着だと相当大人しいデザインのものだとしても
最低限鎖骨見えちゃうんじゃないか?

「翔太くん、今日はどんなご予定でしょうか?」
と、向かいに座って一緒に朝食を食べていた爽子が訊いてくる。

「あ――。今度、泳ぎに行こうかと思ってんだけど、水着要るなと思って・・・」

「あ!私持ってるよ、水着!」

「え?持ってんの?!どんな?」

「えーと、普通の黒いビキニだよ。」

「!」

ビ、ビキニって鎖骨以外にも、おへそとか色々見えちゃう奴なんじゃ・・・

「私、貧相だからあんまり似合わないんだけどね・・・」

貧相と言われて、その貧相加減を想像してしまう・・・
俺は普通にスケベだけど、スケベでなくても想像しちゃうだろ!!
普段あんなにガードの堅い爽子が・・・
ビキニなんてほとんど下着じゃん!!しかも黒って!!!
爽子って色が白いから、鮮烈な感じ・・・
ヤバい!詳細に想像したら鼻血出そう!!

しかも、泳ぎに行ったら周りの奴らも
その爽子の水着姿を見るんだよな・・・

「ワンピースの水着とかは持ってないの?」

「あ!翔太くんはワンピースのほうがお好みですか?」

「あ、うん!
 上着付いてるやつとか、スカート?付いてるやつとか、かわいいよね!」

「うーん・・・そういうのは持ってないよ・・・」

「じゃあさ、買いに行こうか、今日。」

「一緒に?」

「うん、一緒に!」


って、買いに来たけど、さすがに恥ずかしくて売り場にはいけないので
店の近くのベンチに座って缶コーヒーを飲みながら、
爽子が出来るだけ露出度の低いものを選んでくれるのを祈る。

しばらくボーっと待っていたら、

「あ、あの・・・」という声が降ってきた。

「え?」と声の方を見上げると、女子大生っぽい二人の女の子が
俺を見て「キャッ・・・!」とか声を上げた。

「えっと・・・ごめん、誰だっけ?」多分知らない娘達だと思う・・・

「あの、風早さんですよね!私達同じ大学なんですけど、
 ・・・風早さんは私たちのこと知らないと思います。
 でも、一度お話したいなあとか思ってて・・・
 今お一人なら良かったら・・・」
これはもしかして逆ナンってやつか!?

「あ、いや、ゴメン!一人じゃないんだ。今、連れを待ってて・・・」
と、断ろうとしたら・・・

「あー!風早、お待たせー!!どうもっ!風早の連れの城ノ内です!」

え?何このタイミング?どこから現れた、ジョー?!

「じゃー、4人でお茶しよっか―!」

「ちょ・・・待てよ!俺は・・・」
と抗うも、ジョーにすぐ近くの喫茶店に連行されてしまった。
女の子たちもなんかはしゃいでいて、誰も俺の言葉など聞いてくれない。
あのベンチに居るといったのに出てきて俺がいなかったら、
爽子が探すかもしれないじゃないか!

「俺が待ってたのはこいつじゃなくて・・・」と言おうとしたら俺の携帯がなった。
爽子からのメールで『決めかねているから来てもらえないか』との事だった。
ここにいるくらいならちょっと恥ずかしくても水着を売ってる店に入るほうが
よっぽどマシだ。何しろ爽子が待っているんだから!

「悪いけど、本当の連れから連絡来たから俺、行くね!
 あ、このジョーも俺の友達なのはホントだから、仲良くしてやってよ!」
と、喫茶店をでた。

高校の頃時々告白されたことはあったけど、
逆ナンパされたのは今日が初めてだ。
彼女たちは俺のことを知っててどうやら好意を持ってくれてるらしかったけど、
嬉しいとは思うけどやっぱり俺は爽子以外に好意は持てないらしい。
彼女たちは十分に綺麗だったし可愛いと思うんだけど駄目だ。
爽子のように特別には想えそうにない。
どうしてなのかは俺にもわからないけど・・・

店に入るとすぐに爽子が俺を見つけて駆け寄ってくる。
そんなことが凄く嬉しい。
多分爽子には俺の他に知り合いなんかいないし、
俺にメールして俺を待ってたんだから当たり前といえばそうなんだけどね。

「あのね、このピンク系のとブルー系のとで迷ってて・・・
 できたら翔太くんがいいと思ってくれる方にしたいんだけど・・・」

「爽子はほんとにどっちも同じくらいいいと思ってるんだね?」

「うん!そうなの!助けて欲しいの。」

顔の下にピンクとブルーの水着を交互にかざして「どっち?」と尋ねる。
さらっと流れ落ちてきた黒髪が断然ピンクに映えたから
「ピンクのほうが爽子に似合うよ。」と言ったら嬉しそうにレジに向かった。
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