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  二次創作の文を置いてます。 駄文ばかりに付き読後の苦情はご勘弁を。 コメントのパスワードは「君に届け」です。
                       
   
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合格通知が届きます~。
さすがにこのタイトルでこの後だらだら続けるわけにもいかないので
多分後数回で終われるんじゃないかと思ってるんですが。



拍手[6回]

   

   


23 合格したら直ぐにどうこうしようなんて俺は思ってないんだ。


俺と爽子は、二人でよく行くスーパーでバイトすることにした。

ジョーには、「俺、風早と一緒にバイトしたかったって言ったよね?
なんでバイトするなら戻ってこないんだよー!?」と言われたが、
「爽子が先に見つけてきたから、俺も同じ店で決めたんだ。」と言ったら、
「このリア充め~!!」と言いつつ納得したようだった。
だけどジョーも案外、胡桃沢と楽しそうにバイトしてるっぽいんだけど、
ジョーの言うことだから話半分に聞くとしても、そこそこ仲良くやってるらしい。
胡桃沢に話を聞いてないからなんとも言えないけど。

俺と爽子のバイトは、同じ店の中だけどやることは違うんで
仕事中には会えないが、会うと仕事にならない気がするから
多分そのほうがいいんだと思う。
俺はレジで、爽子はパンのコーナーでパンを作っている。
俺が研修を終えて、爽子がちょっとだけ仕事に慣れた頃、
区切りの日がやって来た。


11月15日午前零時ちょうど。

俺の部屋の郵便受けにカタンと乾いた音を立てて郵便物が投函される。

午前零時に郵便の配達なんかしてるはずもないわけで、
一体何者が今俺の部屋の前に来て投函したんだろうと
ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ薄ら寒くなったけど、
考えてみたらそれが悪魔だったところで
爽子も悪魔なんだから、怖くなんか無いか・・・

いつもは23時にはあの鳩時計のような家に帰っていた爽子も
さすがに今日はこの時をドキドキしながら待っていた。

待ち望んでいた郵便物をドアについてる郵便受けに取りに行った爽子が
真っ黒な封筒に赤い蝋で封がしてある、どう見てもおどろおどろしい物体を、
キラキラした笑顔にスキップでもしそうな足取りで手にして戻ってきた。

合格なら通知が来るのだから合格なのは間違いないんだから当然かな?

丁寧にはさみで封を切り、中から一枚の紙をヒランと取り出す。
やっぱり黒いそれに書いてあることを爽子が読み上げてくれた。

「合格証明書・・・黒沼爽子殿。
 獲得ポイント68ポイント。合格ライン10ポイント。
 あなたは人間コースに合格しました。
 この獲得ポイントは過去最高ポイントとなりました。
 よってその栄誉をたたえ金一封を生活費振込口座に
 振り込みました。ご確認ください。
 なお、今後の生活に役立つしおり、『明るい人間生活』が
 24時間後に届きますのでご一読ください。
 また、『マイクロサタンハウスアルファ』(どうやらあの鳩時計の正式名称?)
 はその時、自然消滅します。」

読み終えた爽子は一息ついて、
「凄いね!翔太くん!!過去最高ポイントだって!!!」と言った。

「おめでとう!爽子!この場合凄いのは爽子でしょ?
 それに、俺・・・80くらいは、いってると思ってたよ。
 でも多分、今後これを超えるなんてありえないと思うな。
 これを超える前に絶対不適合になると思うし・・・」

「え?それって・・・もしかして・・・翔太くんくらいのポイントになると
 生殖行動をしてしまうって・・・ことなのかな?」

「う・・・うん、まあ・・・ハッキリ言うとそういうこと・・・です。
 そうしないためにはそれなりの努力・・・というか、
 我慢・・・というか、結構精神力が必要で・・・。」

「我慢・・・してたの?」

「いい・・・いいんだよ。
 爽子の方はそこまでの気持ちにまだなってないって・・・分かってるから。
 俺の気持ちが先走っちゃってるって・・・分かってるし。
 爽子の気持ちが追いつくのを・・・待てるから!」

「分かってないよ、翔太くん・・・」

「え?俺、なんか間違ってる?間違ってたら言って!」

「私、これ以上翔太くんを好きになれるとは思えないの。
 わ、私だってポイント付けてもらえれば80くらいだと思うよ!
 つまり・・・その・・・私としては目一杯っていうか・・・
 これ以上になるには・・・その・・・お手数ですが、
 翔太くんに引っ張りあげてもらわないと、待っていてもらっても
 私、そこに辿りつけないように思うんだけど・・・」

「・・・あのね・・・そんなこと言ったら・・・我慢できなくなるよ!」

「・・・我慢して待ってたら・・・私、一生我慢させちゃうかも・・・」

「い、いっしょう・・・・?」

「だ・・・だから・・・その・・・・
 今すぐ引っ張りあげてもらえませんでしょうか?」

真っ赤になった爽子が太ももの上でスカートをギュッと掴んで、
震えながらそんなことを言う。
・・・俺の勘違いじゃなかったら・・・これは、たぶん、きっと・・・

誘ってるんだよね・・・

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