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  二次創作の文を置いてます。 駄文ばかりに付き読後の苦情はご勘弁を。 コメントのパスワードは「君に届け」です。
                       
   
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「爽子じゃなきゃダメみたい」と言うタイトルは
「野崎くん」のアニメ見てた方はご存知かもしれませんが
アニメの「月刊少女野崎くん」のOPの
「君じゃなきゃダメみたい」をもじってます。

これ、なかなか瞳孔開き早興奮太くんな歌詞なので
もし興味があったらこちらで歌詞が見れます。
You tubeにも上がってますので聞くことも出来ますよー。
ぜひどーぞ!!



拍手[4回]

   

   


3 あやねちゃんはエスパーかも!?


なんか風早くんの様子がおかしいけど・・・
「あの・・・大丈夫かな?」って訊いたら、
「あ、ごめん。何でもない。平気だから。」って・・・?

「お家に連れて行ってもらって、ずっと一緒にいて、
 駅まで送ってくれるのは、その野崎くんも千代ちゃんを
 好きだからではないの?」

「うん。それは多分違う。
 言い間違った私が悪いんだけど、
 私の気持ちは全然伝わってないと思う。」

「えっ!?全然?少しも?
 でも、4時間お話とかしてたんでしょう?」

「4時間ずっと作業を・・・野崎くんにもらう言葉は殆ど指示で・・・」

「「????」」
わからない、さっぱりわからない・・・風早くんの顔を見たら
やっぱりわからないって顔だったのでホッとする。

「告白って難しいんだね。千代ちゃんでそうだと、
 私なんかには到底無理って感じがするよ。」と言ったら

「えっ!?黒沼、そんな予定が・・・!?」って風早くんに
妙に反応を返されて、びっくりして、
「え?や・・・ないよ!予定なんて無いけどっ・・・
 将来的にもしもまかり間違って、仮にそのような精神的状況に
 私がなるようなことがもしかしてあったとしても・・・
 千代ちゃんで無理なら私なんかには、って言うことで・・・」

しどろもどろでそんなことを言ってたら、千代ちゃんが
「やだなあ、告白するなら爽子ちゃんより風早くんの方でしょ?」
って、なんだかニマニマ笑ってるみたい。
「なっ・・・!!!」って、絶句する風早くんに、
私も思わず、「えっ!?風早くん、そんな予定が・・・!?」って
言ってしまって、更に慌てて、
「や、あの、風早くんはつきあうとかって、興味ないのかなとか・・・
 あ、ああ、あの、違うの、そうじゃなくて、
 そんなの私には関係なかったよね、ごめんね!!!」

って、そう言ったら、どうしてかな、千代ちゃんも風早くんも
物凄く微妙な顔して私を見てるみたいで
・・・なんか変なコト言っちゃったかな?
も、もしかしたら、下心見透かされちゃったかな!?

その時、城之内くんが登校して来て、
「おっはよー、あー、風早、おはよー!」
と、風早くんに声をかけてきて、
「な~に朝から女子と喋ってんだよ~。
 あのリボンのちっちゃい娘、かわいいじゃん!!誰?誰?」
「佐倉さんだけど、すっごく好きな人いるみたい。」
「え~・・・俺じゃないの?」
「ジョーなわけ無いだろ。」
「わかんないじゃん!!」
「違うから。」
って言いながら男子のグループの方へ行ってしまった。


「あ、あ、あ、どうしよう~・・・
 私、変なコト言っちゃったかな、千代ちゃん!?」

「え?う~ん、あの・・・
 私ばっかり野崎くん野崎くんって言ってるけど・・・
 爽子ちゃんは好きな人いないの?」
と、千代ちゃんに満面の笑みで問いかけられた。
そこに、あやねちゃんとちづちゃんがやってきて、
あやねちゃんが、「お察しのとおりよ。」って言ったら、
「やっぱりそうなんだー!」って千代ちゃん・・・
やっぱり見透かされてたのかな!?
風早くんも分かってしまってたらどうしよう・・・
もう恥ずかしくて顔見れないかも~・・・
そんなこと思ってたら、あやねちゃんが
「爽子、風早は分かってないと思うよ。」って。

ええっ!?あやねちゃん・・・エスパー!?

「あっ!!野崎くんだ!!」って、廊下の方を見た千代ちゃんが
とたたたたっと駆け寄って、通りすがりの男子を呼び止め
明るく廊下で会話を始めた。

「あれが野崎か・・・?」
「あれが野崎なんだな・・・。」
「あの人が野崎くんなんだね。高身長だねー。」
「昨日告白したんだよな?」
「でもなんだか上手くは行かなかったらしいんだけど・・・」
「それは、振られたってこと?」
「あれがその相手に対する態度・・・なのか?」
「とても楽しげに会話してるけども・・・」
「千代って、めっちゃメンタル強い!?」
「でも気持ち伝わらなかったと思うって言ってたよ。」
「え?そうなの?折角告白したのに?」
「うん・・・詳しくはよく分からなかったんだけど・・・
 野崎くんは普通の高校生じゃないとか・・・」
「普通じゃない?異常?」
「え?う~ん、そういう意味じゃないと思うんだけど・・・」
「いや~、確かに背は高いけどさ・・・至って普通に見えるんだけど?」
「ん~、確かに背は高いけど・・・ピンを見慣れてるから
 それほどびっくりするほどでも・・・
 どっちかって言うと、千代との身長差にびっくりかも!」

三人で廊下側の窓のところで話してたら急に
あやねちゃんが教室の中を振り返った。
なんだろうと思ってあやねちゃんの視線の先をたどれば
男子の集団の中の風早くんとなんだか目で会話してるっぽい。
凄いなあやねちゃん!って思ってたら、
風早くんがプイッと顔を逸らせたみたい。
あやねちゃん、言葉がなくても風早くんのこと分かるんだなあ・・・
なんかいいなあって、ちょっと羨ましくなってしまう。

あやねちゃんには分かるのかな?
風早くんはつきあうとかそう言うの興味ないのか、
風早くんは好きな人が居るのか・・・
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