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二次創作の文を置いてます。 大したこと無いモノしかありません。 読後の苦情はご勘弁を。
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キリリク第5弾です。
またまたキリ番ゲッターとなってくださいました
風爽loveさんからのリクエスト、
「CP風爽でお正月をテーマに」
ということで、新婚さんシリーズで
爽子ちゃんのお誕生日も軽く絡めて
年末年始で書かせていただきました。
よろしかったらどーぞー。








私たち年末年始しました。


「父ちゃんから電話あってさ・・・」

「えっ!お義父さんから?」

「仕事いつまでだって訊くから29日までだって言ったら
 『じゃあ、30日から爽子連れて来い。
  31日は爽子の誕生日を祝って、
  元旦は当然家族揃って雑煮だ。』って
 一方的に言われて電話切られちゃったんだよ。
 俺、31日は朝から目一杯
 爽子の誕生日をふたりで祝おうと思ってたのに・・・。」

「元旦にはご挨拶にと思ってたけど、
 30日からずっとお邪魔しちゃってご迷惑じゃないのかな?」

「むこうから電話してきたんだから迷惑なわけ無いじゃん。
 ホントに俺の家族は爽子大好きなんだから・・・
 やっと嫁として泊まりに来てもらえるって
 絶対ウキウキで電話してきたんだよ。」

「年越しそば、打たせてもらってもいいかな?」

「あー、絶対大喜びするな、もう目に浮かぶわ。
 みんな爽子の料理も大好きだもんな。
 きっと行ったらおせち料理作らされるんじゃないかな。
 その間、俺はきっと雪かきだな。」

「わ~、楽しみだなあ~!!
 31日は私の誕生日を祝ってくださるなんて・・・
 お義父さん、私の誕生日ご存知だったなんてびっくり!」

「あー、父ちゃんも母ちゃんも爽子のこと好きすぎて
 俺もびっくりするくらい爽子のこと知ってるんだよ。」

本気で喜んでる爽子を見ながらこっそり溜息をつく。
ふたりきりで年越し、ちょっと楽しみだったんだけどなあ・・・
まあ、実家にふたりで泊まるのも初めてのことだし
ふたりで居られるんならどこだっていいといえばいいんだけど。

「実はうちのお父さんからも電話があって、
 『1日にはふたりで来られるのか?
  泊まっていくんだろう?』って・・・」

「そうだな、1日の夕方くらいには黒沼家にお邪魔させてもらおうか?
 爽子は大人気だなあ。」

「ええっ?人気者は翔太くんでしょう?」

「仮に俺が行けなくなっても風早家も黒沼家も
 爽子だけでもおいでって言うと思うけど。」

軽い気持ちでそう言ったら、さっきまでニコニコしてた
爽子の顔から一瞬で笑みが消えた。

「え?爽子、どうしたの?」

「嫌だよ・・・一人だったらどこにも行きたくない。
 結婚してせっかくずっと翔太くんと一緒に居られるようになったのに・・・
 もし翔太くんが行けなくなったのなら
 私もどこにも行かずに翔太くんの側に居たい。」

ああ、もう、俺の可愛い奥さんは
どうしてこんな俺が嬉しくなること言ってくれちゃうんだろう。

「俺もさ・・・ホントはふたりきりで年越ししたかったな―とか、
 一緒に居られるんならどこだっていいかとかって思ってたんだ。
 ――っていうか、どっちももともとふたりで来いって言ってんだけどな。」

「そ、そうだよね。
 やっぱり、その、私たちまだ新婚さんだからいつも一緒に居たい・・・。」

「俺は何年経ってもずっと一緒に居たい!」

「ひょ~!!!私だって何年経っても、と、共に白髪の生えるまで!!」

「俺きっと定年退職したら濡れ落ち葉になる!!」

「翔太くんが濡れ落ち葉なら大歓迎だよ!!」

「え~、ほんと~?
 『もう、うっとおしい!ベタベタしないでッ!』とか
 言うんじゃないの?」

「えええ~!?言わないよお、絶対!!」

俺、マジで濡れ落ち葉になりそうで随分先のことだけど
あんまりベタベタし過ぎないようにしなくっちゃとか思ったりしながら
幸せな年の瀬が暮れていった。




予定通り双方の実家で年末年始を過ごして
1月2日の夜9時頃、ふたりの家に帰り着いた。

ふたり一緒って言ったってずっと身内の視線があるから
流石にあんまりイチャイチャできなくて
正直かなり爽子不足だ。
結婚してからの普段の毎日がどれだけ恵まれていたのかと
再認識させられてしまった。

アパートの前で爽子を降ろし、隣の駐車場に車を停めて
荷物を持って部屋に向かう。
部屋に入ったらまず爽子を抱きしめてキスしたい。
なんてふらちなことを思いながら部屋に入るが
爽子が見当たらない。

「さーわーこー・・・」と呼んでみたら、
「はーい。」と台所から返事があった。

台所に行ってみると、鍋を火にかけているところで、
「何してんの?」と訊けば、
「翔太くんお腹いっぱいかなあ?」と質問で返された。

「え?うん、まあ、黒沼家でいっぱいごちそうになって来たからね。」

「日が変わる頃にお蕎麦一杯くらい食べれそうかな?」

「そんくらい食えると思うけどなんで?」

「翔太くんふたりきりの年越ししたかったって言ってたでしょ?
 だからね、擬似年越ししようかななんて思って・・・。」

「あ、年越しそば?」

「うん、そうそう。翔太くんのお家で蕎麦打った時に
 ちょっと冷凍保存させてもらってたんだ。
 どうかな?擬似年越し・・・。」

「うん!みんなで賑やかなのもいいけど、
 やっぱ、ふたりきりでやってみたいよね。
 あ、それからね、あそこは俺の実家で
 今は俺の家はここだから。」

「あ、そうだね!ここは翔太くんと私の家・・・だよね・・・
 ――よかった!擬似年越し、翔太くんに賛同いただけて。」

じゃあ、とばかりに蕎麦の用意をしようとする爽子の後ろから
カチンとコンロのスイッチ切って火を消す。

不思議そうに振り返る爽子に
「――でも・・・ちょっと先に爽子を補充させて!」
と言って返事も待たずに爽子を抱き寄せ貪るようにくちづけた。

4日分の長い長いキスの後、
「余分に蕎麦食べるんだから、この後その分しっかり運動しなくっちゃね。」
って言ったら、真っ赤になった爽子に
「もう・・・翔太くんって意外とエッチなおじさんみたいなこと言うんだから・・・。」
なんて言われてしまった。

「結構初めのうちに、俺、スケベだって言ったはずだけど。」
って言って、もう一度きつく抱きしめて深い深いキスをした。

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