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  二次創作の文を置いてます。 駄文ばかりに付き読後の苦情はご勘弁を。 コメントのパスワードは「君に届け」です。
                       
   
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「月刊少女野崎くん」とのコラボ、#2です。

アニメにもなったので「野崎くん」皆さんご存知かな~と
思ってたんですが、そうでもなかったみたいですね。
「君届」を好きな方と、「野崎くん」を好きな方、
あんまり被ってなかったのかな?
なるべく「野崎くん」を読んだことも観たことも無い方にも
分かるように書こうと思ってますが、
もしわかりにくい時は、うまく出来るか甚だ疑問ですが、
頑張って説明入れさせていただきますので
お問い合わせくださいませ。

もし、興味を持たれた方がいらしたら、
右側のプラグインの3番目に
ガンガンONLINEのブログパーツ置いてみましたので、
「この作品を読む」から飛んでいってくださると、
「創刊号」と「最新号」だけならタダで読むことが出来ます。
今なら最新号は「60号」になります。
60号は2月25日までです、お急ぎください!
それを過ぎたら61号が読めるんですけどね。

結構今回のお話の中に、「創刊号」の
内容が出て来てたりします。

では、よろしかったら、「つづきはこちら」からどぞ!!



拍手[4回]

   

   


2 昨日はどうだったの!? 


黒沼に友達が出来るのはいいことだよ、間違いない。
黒沼も凄く嬉しそうだし・・・

でもなあ、吉田と矢野だけでも二人になれるスキがなくなったって思ったってのに
なんかますます分厚い壁に阻まれて全然前に進めなくなりそうな予感が・・・
佐倉の方はまだしも、もう一人はなんかもう、弄り回されそうな気しかしない・・・

黒沼には『1年の時も同じクラスだっただけ』とか言われるし・・・
そりゃまあ、それ以上何があったんだって言われたら、
黒沼にとっては何もなかったのかもしれないけど・・・
傷つくよなあ・・・俺なりに、結構いろいろ頑張ってたつもりだったのに・・・

「おはようー。」って、黒沼の声が聞こえたと思って振り返ったら、
一目散に佐倉のもとに駆け寄るところで、
俺なんか視界の端にも入ってなかったっぽい・・・

「ち、千代ちゃん!!昨日どうだったの!?」と、黒沼が珍しく興奮気味だ。

「爽子ちゃーん・・・」

「え?え?!まさか・・・ダメだったの?!」

「一応、告白はしたんだよ・・・」

『告白』って単語を俺の耳が拾って、少し驚く。
昨日会った、佐倉という女子があの後告白したのか・・・
あの時そんな雰囲気だとは全然思わなかったからちょっとびっくりだ。

「『好きです。』って言うつもりだったんだけど・・・舞い上がっちゃって・・・
 『ファンです。』って言っちゃって・・・」

いやいや、どんな言い間違いだよ!って突っ込まずにはいられない。
俺の胸の内でのツッコミだけど。

席が近いから、たまたま聞こえてくるんで、断じて盗み聞きしてるんじゃないから。
黒沼が気になるから聞き耳立ててるとかじゃないからね!!

「あの・・・それで、言い直さなかったの?」

「納得されて、サイン色紙貰ったんだー。」

なんか理解を超える話の展開にうっかりぽかんと口を開けて、
黒沼達を見てたら、同じような顔した黒沼と目が合った。

「あ・・・風早くん、おはよう。」って黒沼に言われて、
あ、これは話し聞いてたってバレバレだなと思ったから、
「おはよう。ごめんな、聞くつもりじゃなかったんだけど、
 話が耳に入ってきちゃって・・・
 ちょっと、予想外の話で・・・」

「あ、よかった。私もだよ。そうだよね?
 もしかすると、ファンだって言われたら、
 サインを渡すものなのかと思っちゃったんだけど・・・」

「いや、まず、ファンだって言われることも無いと思うけど・・・
 普通の高校生がサインを渡すっていうのも無いと思う。」

「それがね、野崎くんは普通の高校生じゃなかったんだよ。
 どう普通じゃないかは、口止めされたわけじゃないけど、
 言っていいのかわからないからとりあえず内緒にしとくけど・・・」

「?・・・う、うん。野崎くんは普通じゃなかったんだね?」

「変な人って意味じゃないよ!!」

「あ、大丈夫だよ!そんな風には思ってないよ!!」

「結局、どうなったの?その、野崎と・・・」
俺が口を挟むのもおかしいんだけど、黒沼と佐倉の二人で話してると
なんか話が進まない気がして思わず結論を求めてしまった。

「えっと・・・更に舞い上がって、『野崎くんとずっと一緒にいたい』って言ったら、
 『じゃあこれから俺の家来る?』って言われて、ちょっと迷ったんだけど、
 野崎くんの家に行って・・・」

「「ええっ!?行ったの?」」
ああ、良かった。黒沼も同じ反応だ。
そうだよな、まず誘わないし、行かないよな!?

「じゃあ、ご家族にも会ったの?千代ちゃん。」

「あ、野崎くんね一人暮らしなんだって。
 結構広いマンションでね、凄いよね一人暮らしなんて。
 4時間ぐらい居て、暗くなったから駅まで送ってくれたんだー。」

な!?なんだって?高校生で広いマンションに一人暮らしって・・・
しかも一人の部屋に女の子を呼ぶって・・・
一体どういう奴なんだ?野崎って!?

「あ・・・あれ?」って、黒沼がなにか考えてる様な素振りをする。
「野崎くんって・・・背が高い?」と佐倉に聞く。

え?黒沼って、背が高い奴が好きとか?!
お、俺、低くはない、けど、取り立てて高いというほども高くはないかな・・・
野崎が背が高いとどうなの、黒沼!?

「え?野崎くん?すっごく高いよ!!190cmだもん!!」

「え゛!?」
うわ!変な声出た!!
190cmって・・・でかいな!俺より15cmも高い!!完敗じゃん!!

「く、黒沼って・・・背の高い奴が好きなの!?」って、思わず言っちゃったら、
「へ?私が?え?・・・野崎くんのことだよ?」って不思議そうに返されてしまった。

「あ、うん。ごめん。何でもない・・・」
うわ~、もう、俺、恥ずかしいやつだな!何焦ってんだよ!!
一人で勝手にプシュ~ってなってたら・・・

「そういえば・・・野崎さんって言ってたな―、おかあさん。
 千代ちゃん、たぶんその野崎くんの家、私の家のお隣さんみたい。」

「え゛え゛っ!!?」
再び更に変な声出ちゃったよ!

なんかその得体のしれない危なげな野崎ってやつが・・・
黒沼の隣に住んでるって・・・そんな、羨まし・・・
いや、えーと、そんな・・・・えええ~~~!!!
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