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二次創作の文を置いてます。 大したこと無いモノしかありません。 読後の苦情はご勘弁を。
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こんどは風早先生ですよ~!

またしても切りどころが分からず
気が付いたらダラダラとちょっと長めです。







14 焦燥

「今日のHRは体育祭の出場競技を決めてもらう。
 種目は男子はソフト、バレー、サッカー。
 女子はバレーとサッカーな。
 じゃ、後、委員長と副委員長、頼むな。」と言えば、
黒沼と三浦が出てきて手際よく議事進行してくれる。
この二人が息があってるってのは認めざるをえない。
でも、付き合えばいいのにとかは思わない。
三浦は他の娘が好きになったらしいからな。

まあ、そうじゃなくたって、この二人が付き合えばいいのになんて
思えるわけもないんだけど・・・

「え~と、貞子ちゃんはどれ希望?」

「あ、じゃあ、私は希望の少ないサッカーの方で・・・」

「あー、じゃあ、俺もサッカーにしちゃお~♡」
って、その好きな娘の前で何黒沼と仲良しアピールしてんだよ、三浦!

「こら!三浦!お前折角その身長があるんだから、
 バレーにしろ!バレーに!!」って口を挟んだら、
「え~?何すか、センセー、俺にヤキモチっすか~?」って、
「な、な、な、何言ってんだ! 
 純粋にその体格いかして
 クラスの勝ちに貢献しろって言ってんだよ!」

「え~、貞子ちゃんとサッカーしたかったのにな~。
 まあ、バレーでもいいけどね。
 バレーにはあやねちゃんいるしね~。」
って、そーゆー風にホントに好きな娘の名前出すのはどうなんだ?

「何言ってんの?
 男女一緒に練習するわけでもないんだから
 誰が居たって関係ないでしょ。」
って、矢野呆れてんじゃん・・・

「じゃあ、三浦くんはバレーということで。」と黒沼がいえば、
「ちょっと~、貞子ちゃんも俺と一緒嫌なのー?」という三浦に答えて
「そうではないけど、風早先生の言うことはもっともかと。」って。

あ、黒沼は俺の意見を支持してくれるんだ。
そんなことがそんなに嬉しいのかって言われたらね、
嬉しいよ!悪いか!?

俺って年は25だけど、全然大人じゃないよな。
ホント、見掛け倒しっていうか・・・
高校生からしたら大人に見えてるんだろう。
だから、身近な大人っぽい男ってことで
女生徒は俺をなんかいい男だと勘違いしたりするのかもしれない。
大人がいいんならピンに童貞だって暴露されたから
25にもなって童貞?って引かれるのかとおもいきや
ストイックでスケベじゃないと思われているようで
なんか俺とは全く別物のイメージが独り歩きしてモテてるみたいだ。
まあ、今に始まったことでもない。
中学の頃からなんか告白とかはよくされた。
つまり、モテる方だったんだけど、
俺っぽいけど俺じゃない、なんか架空の理想っぽい俺が
モテていたに過ぎないんだって俺は知ってる。

俺は恋愛に関して冷めていたと思う。
ホント、黒沼と出逢うまでは。
長年冷めてたから、黒沼に対する情熱を
どう処理すればいいのかいまいちわからない。
相手にぶつけていいならまだしも、
黒沼は生徒だから自分で設けた縛りで
マジで身動きできなくなってる。

黒沼の成長を見守りたいとは思うけど
黒沼が誰かを好きになって、
誰かと付き合うところとかを見たくはないんだ。
俺は頑固で我儘でどうしようもないやつだなと自分で思う。

・・・俺、黒沼には好きな人とかいないと思ってたけど、
それなら今までから仲の良かった三浦に告白されたら
とりあえず付き合いそうなものだけど、断ったんだよな。
・・・もしかして黒沼ってすでにだれか好きなヤツがいたりするのかな?

そんなこと考えてる間に、黒沼と三浦が
クラス全員をいい感じに競技別に振り分けてくれたようだ。
「終わりましたよ、センセー。」と言われて
後を引き継いでHRを終えた。

放課後に三浦を捕まえて、少し小声で話しかける。

「ホントに二人の手際の良さには感服するよ。
 だけどなー、三浦・・・おまえ、バカなの?」

「え?え、なんすか?それ!持ち上げて、落とすんすか?」

「お前が委員長と仲良しなのは分かるけど、
 それをあの場でひけらかしてどうすんだよ。」

「え?妬けちゃいました?」

「俺のことはいいの!お前の方だよ!!」

「俺の方って・・・」

「仮に矢野がちょっとでもお前に好意を持ってたとしても
 あれを見てお前と付き合おうなんて
 絶対思わないだろうって言ってんの。」

「あやねちゃん、少しでも俺のこと好きですかねー?」

「そんなの知んないよ、俺は矢野じゃないんだから。」

「あやねちゃん、貞子ちゃんのこと大好きじゃないですか・・・
 だったら、貞子ちゃんと仲良しなのは
 心証が良いんじゃないかと思ってたんすけど・・・」

「お前が矢野と友達になりたいんならそうかも知んないけど
 お前は矢野の彼氏になりたいんじゃないのか?」

「でも、あやねちゃん、彼氏居るんすよ。」

「それは関係ないだろ?
 お前の気持ちと矢野にどう思ってもらいたいかじゃないのか?」

「貞子ちゃんと仲良くないほうがあやねちゃんに
 好きになって貰えるって言うんですか?」

「そうじゃねえよ!必要以上に自分以外の娘と仲が良いのを
 見せつけてくる奴が自分を好きだなんて思わねえだろ、普通。」

「え?そんなに貞子ちゃんと特別に仲が良さそうに見えました?」

「・・・少なくとも、俺にはそう見えたけど・・・。」

「え?え?あやねちゃんもそう思っちゃったかな!?」

「思ってもおかしくないと思うけど。
 だからさ、お前あんまり委員長とイチャイチャすんなよ。」

「って、それはセンセーのやきもちでしょ!?」

「違うって言ってんじゃん!お前と矢野の話だって!!」

「バカだな~、センセー。
 いくら仲良さそうでも俺は貞子ちゃんに振られてるんすよ。
 もう、そんなに貞子ちゃんが好きなら
 好きだって言えばいいじゃないすか。」

「だから!俺は教師だから生徒に手を出したりしないって言ってんだろ!!」

「またそれっすか・・・ほんとセンセー、頑固っすよね。
 でも、ちょっとは相手のことも考えたほうが良いんじゃないっすか?」

「委員長は教師としての俺を慕ってくれてるだけで
 俺を好きなわけじゃないし・・・
 俺が勝手に好きなだけだし・・・」ってうっかり言って、
好きだと言ってしまったと思ったちょうどその時に背後から
黒沼が声をかけてきた。


「・・・何かお仕事があるんですか?お手伝いしましょうか?」

「え?、いや、三浦とちょっと雑談してただけで、
 別に今は仕事はないよ!うん、いつもありがとう!!」
と焦って応えながら、顔が火照って変な汗が出た。
割と小声で喋ってたし多分聞こえてないよな。
聞こえてたら多分あんな普通に話しかけてこないだろうし。

「そうですか・・・じゃあ・・・帰りますね。お先に失礼します・・・」
という黒沼を
「ああ、うん。気をつけてね。」と見送った。

黒沼が教室を出ると三浦が、
「ちょっと、センセー!何であんな追い払うみたいなこと言うんすか!!」
って言ってきてびっくりする。

「は?!俺、別にそんなつもりで言ってないよ!!」

「だけど、貞子ちゃんなんかしょんぼり出てったじゃないっすか!!」

「ええ?ほんとに!?俺がそんなつもりなわけ無いだろ!!」

「そうっすよね。好きなんですもんね。でも貞子ちゃん、明らかに・・・」

なんて、三浦と言ってる場合じゃない。
俺は焦って黒沼を追いかけた。

まださっき出て行ったばかりだ。
追い付けるだろう。

焦ってたんで、追い付くことしか考えてなかった。
追い付いて何を言うかなんて・・・

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