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二次創作の文を置いてます。 大したこと無いモノしかありません。 読後の苦情はご勘弁を。
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今回は爽子ちゃん視点になってます。
話は全然進んでないですね~。






5 特別

朝食のために食堂に行くとなんだかざわついていて、
よく聞いてみれば風早先生の噂のようで・・・

『風早先生に告白して、生徒には手を出さないと振られた。』
『告白され慣れしてて、断り慣れてるみたい。』
『振り方が断固としててクールで素敵だった。』というような噂で・・・

そうか・・・
そうよね、風早先生の優しさや爽やかさ、明るさに惹かれて、
憧れてしまうのなんて私だけじゃないんだな・・・

私が知ってる風早先生のいいところなんて、
きっと学校中の誰もが知ってることだよね。

でも告白するなんて凄いな、同級生なのに凄い大人なんだな・・・
誰かは知らないけど噂の人は、断られたけど前にもまして
風早先生のこと好きになってるみたいだな・・・
う~ん・・・お断りされたらもう
好きでいてはいけないのかと思っていたけれど
そういう訳でもないのか・・・いろいろ凄いな・・・
私にはとんでもなく別世界の話って気がするよ・・・

私は今の風早先生しか知らないけれど
当然風早先生は先生になる前は私達と同じように
学生だった時もあったんだなあ、あたりまえだけど・・・

あんなにいい人でカッコイイ風早先生だもの、
学生時代はそれはもうモテモテだっただろうなあ・・・
大勢に告白されたら、そりゃあお断りだってしなくちゃならないよね。
でも・・・す、す、凄いな・・・断り慣れてるって・・・
そういう人って居るんだな・・・
風早先生が・・・そういう人なんだ・・・

私は風早先生のお役に立ちたいなっていつも思ってるし、
一緒にいろいろな作業をするのは楽しい。
一緒に居るとホッとするし、居心地がいいって思う。
でも、こんな私の気持は告白するとかそんなのとは
たぶんぜんぜん違うものだと思う。
だけど、出来れば側にいてお役に立ちたいな、なんて思ってしまってる。
先生に対して、なんて言うか、こんな・・・
『懐く』というような感じになっているのは初めてのことかもしれない。
風早先生は私にとってなんだか少し特別な人なのかもしれない。



そんなことを考えていたらポンっと肩を叩かれた。
振り返れば三浦くんが、
「おはよー、貞子ちゃん♡」と爽やかに挨拶してくれた。

「お、おはよ~・・・」と、
出来る限りの爽やかさを体現しようとするけれど、
相変わらずうまくは出来ない・・・

「貞子ちゃん・・・気にしてる?」と訊かれて、
「え?何を?」と訊き返せば、
「センセーの噂のこと・・・」って。

「凄いね!!風早先生、モテモテだったんだね!!」

「え?何・・・いい印象なの?」

「だ、だってそんなに人気者だったなんて凄いことだよね?」

「嫌じゃないの?」

「・・・私が嫌だと言っても仕方のない事でしょう?」

「案外仕方無くないかもなんだけどな~・・・
 でも、まあ・・・センセーにそんなの言ってやんなくていいよ~。」

「へ?え、と・・・ちょっと言ってる意味がよくわからないんだけど・・・」

「いいよ~、わかんなくて~。
 あ、貞子ちゃん、俺達の班のテーブルこっちだよー。」

そう言って朝食のテーブルに誘導してくれる。
三浦くんはいつも私を正しい方へ導いてくれる。
なんだか私が委員長で三浦くんが副委員長ってことになっているけれど、
ホントは委員長に相応しいのは三浦くんの方だっていつも思ってる。

ただ・・・好きだって言ってもらって嬉しかったけど・・・
やっぱり友達以上には思えない・・・
なんて、おこがましいけれども・・・

三浦くんの言う『そういう風に考えてよ』って、
お付き合いする、とかそういうことでよかったんだよね?
『今までどおりお友達でいたいです。』ってお返事したけど間違ってなかったよね?

でも、三浦くん、本当に今までどおり接してくれてるから良かった。
私はまだ男子とお付き合いするとか、よく分からなくて・・・
そういう風に考えてって言われても、どう考えていいのかわからない。
ああいうことを言ってもらった男子に
こういうこと思ってはいけないのかもしれないけれど
友達という立ち位置の三浦くんを失いたくないと思っているみたい。

それに最近少しお話出来るようになった矢野さんと吉田さんと
もっともっとお話できるようになりたい。
私を怖がらずに普通にお話してくれるいい人なので!!
まだまだそんな仲ではないのは分かっているけれど
出来ればいつか友達になれたらいいなって思ってる。

風早先生のこと、特別だって思ったけど・・・

三浦くんも矢野さんも吉田さんも、
私にとって特別な存在・・・

その特別に違いがあるのかは
私自身にもまだよくわからない・・・

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