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二次創作の文を置いてます。 大したこと無いモノしかありません。 読後の苦情はご勘弁を。
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2016/04/08 (Fri) 11:17
Posted by かのまま
なんか、あっちこっち書いててなんかまとまんなくて
更新が滞ってんなーと思ってたら、
あっちもこっちも急に纏まりだすのはなんでだろう。

んで、ちょっと間を空けてUPすればいいものを
出来てしまうとすぐUPしたくなるのはなんでだろう。

というわけで、AAAをUPしたとこですが
T.N.GもUPしてしまいます。

よろしかったらおひとつ・・・






12 憧れと尊敬と感涙とバカップル


結局、黒沼と吉田と矢野と一緒にジョーたちと合流して
カラオケボックスに行って、そこで黒沼のケーキを貰うことになった。
みんなで切り分けると大変だなと思ったが
ジョー達は「甘いの苦手で・・・」とか言って辞退したので
(どういうわけだか相変わらず3秒目が合うと呪われるとか思ってるらしい)
4人で切り分けて食べることになった。
黒沼が料理上手なのは重々承知なのだが
ここでの俺は黒沼の作ったものを食べさせてもらうのは初めてだ。

俺が爽子の作ったものを最初に食べさせてもらったのは
たしかあの席替えの時、みんなにお礼だって言って
クッキー焼いてきてくれた時だった。
すげえ美味くてビックリしたけど、
俺だけのために作ってくれたわけじゃなかったし・・・。

でもこのケーキは俺の誕生日を祝うために
俺のために作ってくれたわけで、
しかも高1の俺としては
大好きな彼女に初めて彼女の手作りのものを
食べさせてもらうってことになる。

俺、初めてのデートで爽子が作ってきてくれた
弁当を食べさせてもらった時、
美味くって嬉しくってジーンとしちゃって涙出て来ちゃったから
高1の俺だって黒沼の手作りを初めて食べさせてもらったら
きっと感激してちょっと涙ぐんだりしちゃうんだろう。

最近ちょっと分かってきたんだけど
流石に25にもなると高校時代ほど感情の起伏が激しくなくなる。
でも、今の俺は過去のことを知ったうえで行動しているけど
起こったことに対する感じ方は高校生の俺なんじゃないかと思う。
つまり今の俺の中に高校生の俺の感情と
25の俺の記憶が混在しているように思う。

俺はこっちの、今高1の世界にいきなり来てしまった感じだけど
風早翔太っていう人間は元からこの世界に存在してたわけで
25歳の俺の意識がそこに入ってしまってるんだと思う。
でも元の俺を追い出して入り込んだんじゃなく
すこしばかり押さえつけて同居してるようなんだ。
だから俺の考えで行動しているが、
多分高1の俺も今の状況を分かっていて、
赤面したり、涙したりって感情的な動作で出てくるんじゃないだろうか。

「か、風早くん、ど、どうぞ・・・あの、手作りなので
 お店で売ってるのみたいに美味しくないかもしれないけど・・・。」

「あ、ありがとう!凄いな、ケーキって作れるんだ・・・。
 黒沼が作ったケーキを食べれるなんてすげえ嬉しい!!」

「あの・・・受け取ってもらえるだけでいいって思ってたから・・・
 こんな風に切り分けて目の前で食べてもらえるなんて思ってなくて
 急遽用意したからお皿、こんな紙皿でごめんね。」

「そんなこと!黒沼と一緒に食べれて嬉しいよ。
 じゃあ、早速頂きます!!」

「あー、ちづとあたしは邪魔だったかな~?」
と、矢野が茶々入れてきて、
「そんなことないよ!みんなで食べれてよかったよね、風早くん?」
そう言って俺を振り返った3人が固まった。

無関係にカラオケしてたジョー達も歌うの忘れて俺の方を見て固まってる。

ひとくち食べた俺はやっぱり感動してしまって、
しかも涙ぐむなんてもんじゃなくて、
両方の目から涙がダーーって溢れてしまってた。

「え!?どーした、風早!!
 彼女の手作りケーキに感動の涙?感動の涙なのか!?」

「えー?マジで感涙!?そんな感動屋だったの、あんた?」

「わー、風早くん大丈夫?あの、ハンカチ、このハンカチをどうぞ使って下さい!」
って黒沼が差し出してくれたハンカチを受け取った。

「あ、ありがと・・・もう・・・泣くなんて、カッコワリイ・・・。」って、
ハンカチで顔を覆いながらソッポを向く。

どうやら押さえられてる分、もともとの高校生の俺以上に
感情の起伏が激しくなってんのかもしれない。
それにしてもみんなの前で泣くなんて恥ずかしいったらない。

「格好悪くなんかないよ!泣いたって風早くんはカッコイイよ!!」って
一生懸命黒沼が言ってくれて、今度はふたりで笑いあった。

「なんだー、ほんとに付き合ってんだなー、風早と貞子・・・
 そんでなかなかのバカップルじゃん。」ってジョーが言うから

「バ、バカってなんだよ!ジョーに言われたくねえよ!」って言ったら

「え~、ひでえ~!!」って言うジョーをみんなが笑って
俺の涙にびっくりしてた場が和んだ。

でもな~・・・ほんとに俺たちバカップルなんて言ってもらえるような
そんなんじゃないんだよな。
手作りケーキに感動の涙しちゃう俺に比べて
黒沼は憧れとか尊敬とか・・・せいぜい格好良い止まりなんだから。

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