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二次創作の文を置いてます。 大したこと無いモノしかありません。 読後の苦情はご勘弁を。
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両家顔合わせを書きたかったんだけど
その前に書きたいことがなんかどんどん出てくる。
また長くなる予感・・・

すいません、遅々として進まないですが
よかったらおひとつ~。







5 政府通知の相手は好きな人


幸せな二年参りを終えて風早くんにうちまで送ってもらった。
別れ際に
「じゃあ・・・。
 これからは婚約者同士ってことで・・・
 メールとか電話とか・・・してもいい?」って訊かれたから

「是、是非!!よろしくおねがいします!!」
と、力いっぱい答えた。

「結婚するまでに黒沼に好きになってもらえるように頑張るよ。」
と言う風早くんの言葉に、『あれ?』と思う。

私の好きの気持ちは風早くんに伝わってない?
私は風早くんを好きだって・・・言って・・・ない?
てっきり私の気持ちに答えて私のことを好きだなんて
言ってくれてるんだとばかり思っていたのだけど
・・・そうではなかったの?!
本当に風早くんは私を好きだったの?!
と頭の中では思いながら私の口から出るのは

「ええっ!?えっと、あの・・・!」
って、全く意味をなさない言葉ばかりで・・・

「いーよ!ゆっくりで!!
 今日は楽しかった。ありがとう。・・・それじゃまた。」
と別れを告げる風早くんに
「わ、私も楽しかった!すごく・・・・」と言えば

「・・・一緒だ!」と爽やかに笑って
「・・・じゃーな!」と言うその背中に

「う、うん!・・・気をつけて!」というので精一杯だった。

まさか、風早くんが私に片思いしてると思ってる・・・
なんてことになるなんて。
絶対私のほうが風早くんのこと好きだし
そんなこと全然ないんだけど・・・
そのことを私が伝えられなかったばっかりに・・・
そんな必要があるとは思いもしなかったから
心の準備ができてなくて・・・。

なるべく早く心の準備をして伝えなくては。
風早くんが私に好かれるように頑張る必要なんてないんだって。
風早くんが頑張って私がこれ以上好きになっちゃったら・・・
私どうなっちゃうんだろう?

そう思いながら風早くんの後ろ姿を見送っていたら
もうずいぶん遠く小さくなってしまった。
そう、本当ならこんな距離感だった。
この封筒をもらって婚約者同士だなんて
凄い間柄になってしまったけれど・・・。

玄関のドアを開けると
そこには靴を履こうとしているお父さんがいた。

「あ、あれ?お父さんこんな時間からどこか行くの?」

「あ、ああ、爽子!良かった!帰ってきたか!!
 いや、ちょっと遅いからその辺まで見に行こうかと・・・。」

「え!?私のこと迎えに来てくれようとしてたの?
 わあ、心配かけてごめんなさい!」

「あ、爽子おかえりなさい。
 ほら、お父さん!もうすぐ帰って来るって言ったでしょ!
 最初から二年参りに行くって言ってたんだから
 これでも早く帰ってきたほうよ!
 ホントにお父さんは爽子のことになると心配性なんだからー。」

「いや、だってこんな時間に女の子が一人で歩いてたら危ないでしょー!」

「だ、大丈夫だよ!ちゃんと送ってもらったから!」

「え!?誰にだい?」

「あ、えと、クラスメイトに・・・。」

「・・・ところで爽子、その封筒はもしかして・・・」

「あらー、懐かしいわー!全然変わってないのね、政府通知ね!」

「やっぱりそうなのかい!?
 ・・・見せてもらってもいいかい、爽子。」

「う、うん。お父さん、はい。」と
お父さんに封筒を渡した。

「とうとう爽子も政府通知をもらう歳になったんだなあ・・・。
 あんなに小さかった爽子が・・・。
 ・・・風早翔太・・・北幌高校1-D・・・って
 爽子も1-Dだよな・・・え、クラスメイトなのかい?」

「そ、そうなの・・・さっき送ってもらったのも・・・
 その、風早くんなんだけど・・・。」

「え!?友達なのかい?どんな人なんだい?」

「か、風早くんは爽やかで、優しくて、親切で・・・
 あと、人気者で・・・えと・・・
 尊敬しているし憧れの人で・・・
 あの・・・素晴らしい人なの!!」

「な、なんかすごい人なんだな・・・。」

「あら~、爽子、それってその風早くんを好きってこと?」

「す、好きっていうか・・・好きって言うよりも・・・えっと・・・。」

「政府通知の相手が好きな人だなんて・・・。
 そんなこともあるのねえ・・・。
 良かったわねえ、爽子。」
 
お父さんとお母さんの前で
風早くんを好きだというようなことを言ってしまった!
ひょ~!!

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