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  二次創作の文を置いてます。 大したこと無いモノしかありません。 読後の苦情はご勘弁を。
                       
   
「月刊少女野崎くん」とのコラボです。
これもまだまだ終りが見えないので
気長にお付き合いいただけると嬉しいです。

ではではよろしかったらおひとつ~。


   

   


19 迷惑だなんて思わないよ


「そっかー。だめかー。」と師匠が言うと、

「やっぱあんた、真面目に告白とかじゃなかったのね!?」と、あやねちゃん。

「えー、なんでー?真面目に決まってんでしょ!!
 たださー・・・貞子ちゃん、他に好きな人居そうだとは思ってたから
 言ってみて俺でもいいって思ってもらえたらめっけもんかなって。」

「なによ!爽子が他に好きな人がいると思ってたのに
 あんなみんなの前で『好き』だとか言ったの?
 それが爽子の迷惑になるとか考えないの?」

「えっ!?貞子ちゃん、迷惑だった?」

「と、とんでもない。
 師匠のような人に好きになってもらえて迷惑だなんて思わないよ。
 すごく光栄なんですけど・・・でも・・・師匠は師匠で・・・
 師匠のことは尊敬していますけど、私は弟子でしかないので。」

「ほんとにもう、目の前で爽子に好きだって言うとかやめてよね!
 大事なときなんだから拗れたらどうしてくれんのよ。」

「・・・ふーん、やっぱうちのクラスなんだ、貞子ちゃんの好きな人・・・。」

「えっ!?あ・・・、いや・・・」

「風早なんでしょ?
 あー、あやねのせいで分かったんじゃないよ!
 もともとそうかと思ってたんだよ。」

ひょ~、え~・・・そんな私、分かりやすかったのかなあ?
バレバレだった?ど、ど、ど、どうしよう~。
あ、でも、きっと師匠が鋭すぎるだけなんじゃないかなあ・・・。

「あ、あ、あ、あの・・・風早くんに迷惑なので・・・
 このことはご内密に・・・お願いします・・・。」

「好かれるのが迷惑なんてことないと思うけど?」

「「そうだよ!爽子!風早、迷惑だなんて思わないよ!!」」
とちづちゃんもあやねちゃんが声を揃えて言ってくれる。
気を使ってくれてるんだなあ・・・。

「風早はさあ、あんだけモテモテなんだから
 あともうひとり、貞子ちゃんが自分を好きだってわかっても
 なんとも思わないんじゃないかなあ。」
って、きっと師匠は風早くんの迷惑だなんて思わなくてもいいよって
そういうつもりで言ってくれたんだとは分かってるんだけど・・・。

「え、あ、そ・・・それはそうかもしれないね・・・。」
と言いつつも、現実を突きつけられてちょっと泣きそうになってしまう。

「あ、あの・・・。ゴメンね、ちょっと先に教室に戻るよ。」と
駆け足でその場を離れた。

申し訳ないことをしたなあ。
ちづちゃんもあやねちゃんも私を心配して一緒に来てくれたのに
先に戻ったりして・・・。

気を取り直して、頑張って涙を引っ込めて
深呼吸して一歩教室に足を踏み入れたら
楽しそうに話す千代ちゃんと風早くんを見てしまった。

そうだったんだ。
風早くんは千代ちゃんが好きなんだ。
千代ちゃんが居るから野崎くんのお手伝いに参加してたんだ。
千代ちゃんが野崎くんを好きなのは知ってるはずだけど
千代ちゃんの気持ちが野崎くんに届いてないことも
何も進展してないことも知っていて
風早くんが千代ちゃんを好きで居てもなんの問題もないよね。

千代ちゃんは明るくて快活で小さくて可愛い。
きっと誰だって好きになるよね・・・。

千代ちゃんは野崎くん一筋だけど・・・
風早くんに好きだって言われたら・・・
きっと迷惑だなんて思わないよ・・・。

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